終戦からわずか1年後の1946年、長野県の静かな山村で日本犯罪史上類を見ない凄惨な事件が発生した。母子ら7人が、就寝中に薪割り用の斧で惨殺されたのだ。 現場から盗まれたのは玄米4俵のみ。金目のものには一切手が付けられていなかった。乏しい物証、大雨で流された痕跡、そして極度の食糧難が捜査を阻む。やがて村民たちは疑心暗鬼に陥り、互いを犯人だと罵り合うように……。 犯人はなぜ、母子ら7人の命を奪ったのか。そし