2−0となった時点で、勝負はおおかた決したように思えた。まだ試合は60分近くも残されていたが、それまでの時間のパフォーマンスを見るにつけ、両者の力の差がはっきりと感じられたからだ。もちろん優っていたのは2点を先行した青森山田(青森県)のほうだ。革命的なサッカースタイルで頂点を掴んだ静岡学園激しいプレッシャーで相手の出足を封じ、局面の争いでも上回った。くさびが入ればふたり、3人ですぐさま囲い込み