ニフティ(本社・東京都新宿区)は26日、通信大手の回線を借りるMVNO(仮想移動体通信事業者)としてのサービスを始めた。(写真左はニフティ株式会社の三竹兼司氏・右は同社ネットワークサービス事業部長の三浦信治氏。)

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 ニフティ(本社・東京都新宿区)は26日、通信大手の回線を借りるMVNO(仮想移動体通信事業者)としてのサービスを始めた。名称はNifMo(ニフモ)で、高速通信規格のLTEに対応する。ニフティは同サービスを“格安スマホ”ではなく、「IoT時代を意識したMVNOサービス」と説明した。(写真左はニフティ株式会社の三竹兼司氏・右は同社ネットワークサービス事業部長の三浦信治氏)

 料金では、エイスース ゼンフォン5(ASUS ZenFone TM 5 A500KL)の同時購入によるセットでは、「2GBのデータ通信」+「音声通話」+「スマートフォン本体分割払い」で、1カ月2897円(以下税抜)だ。「SIMカードのみ」、「2GBデータ通信のみ」では、1カ月900円のみとなる。なお2015年1月31日までは、キャンペーン期間として、さらに割引の対象になる。

 しかし26日の発表会で、同社の三竹兼司社長やネットワークサービス事業部の三浦信治部長は、低料金を「売り物」にするサービスではないと説明。「2つのおトク、3つの安心」こそが、NifMoサービスの特長だという。

 まず1番目の「おトク」とは、現時点で100以上の店舗と提携した、購入金額に対して最大で10%になる割引還元だ。三浦部長によると、30歳前後の同社女性社員が「年内にゲットしたいお買いものリスト」をつけていることを知ったので、NifMo利用の割引還元が、どの程度か調べてみた。

 買い物リストは花柄ワンピース、ランニングシューズ、加湿器、正月用ズワイガニ・ギフトセットなどで、金額合計は6万1400円だった。割引還元をすれば、2000円以上が戻ってくることが分かった。買い物の仕方によっては、スマホ料金が実質的に「無料」に近づくことを確認できたという。

 もう1つの「おトク」は、公衆無線LANサービス「BBモバイルポイント」を追加料金なしで利用できる「NifMo コネクト」だ。アプリによって、WiFiへの接続が自動で切り替わるので、通信量を確実に減らすことができる。

 「3つの安心」を実現できる背景には、創業28年というニフティの歴史が大きくかかわっている。第1の「安心」は「充実の会員サポート」、第2は「あんしん保証」、第3は「訪問レクチャー」だ。

 特に「会員サポート」は、新たなサービスを導入するたびに、ユーザーへのサポートを繰り返し、納得・満足してもらってきた「経験の蓄積」が生かされるという。「NifMoあんしん保証」は水漏れや破損などの端末トラブルに対応。例えば、月額380円の料金を追加すれば、2日以内(一部離島・地域を除く)に代替機が到着するという。

 「訪問レクチャー」では、月額480円の追加料金で、「スマホの接続、設定、操作方法の説明」などの初回訪問レクチャーが契約後24カ月以内ならば、無料で利用可能。2回目以降は優待価格が適用される。

 三竹社長は、インターネットが急速に広まった1995年から現在までの歴史を概説。当初はナローバンドで端末もデスクトップのみ。それが02年からはブロードバンドも普及し、07年からはブロードバンド、4G/LTE利用の携帯端末が普及して現在に至っている。

 2015年以降は、家電を含めインターネットにさまざまなデバイスが接続されるコネクテッド・デバイスさらにIoT(Internet of Things、モノのインターネット)の時代が本格化する。

 ニフティは、IoT時代に向けウェブ・サービス、クラウド、セキュリティ、ネットワークなど、ニフティだからこそできる、さまざまな内容を組み込んだサービスを提供していく考えだ。