30日、韓国へ脱出後、再び北朝鮮に帰還した元脱北者2人が北朝鮮で記者会見を行い、「韓国社会に適応できずに自殺を選ばざるを得ない脱北者も少なくない。韓国社会は“暗黒の社会”だった」と発言した。写真は北朝鮮の人民文化宮。

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2013年9月30日、韓国へ脱出後、再び北朝鮮に帰還した元脱北者2人が北朝鮮で記者会見を行い、「韓国社会に適応できずに自殺を選ばざるを得ない脱北者も少なくない。韓国社会は“暗黒の社会”だった」と発言した。韓国・聯合ニュースの報道を引用し、10月1日付で環球時報が伝えた。

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10月1日、韓国統一部の関係者はこれを事実と認めた上で、現在までに北朝鮮に戻った脱北者が合わせて12人にのぼり、そのうち2人は再び韓国に戻ったが、残りの10人は北朝鮮に留まっていることを明らかにした。「韓国政府の脱北者政策に遺漏があるため、北朝鮮へ帰国する脱北者が増加しているのでは」との指摘については、「脱北者の側からすれば、韓国政府の脱北者問題に対する取り組みはまだ不十分と言えよう。しかし、一方では脱北者自身が韓国の生活に完全には適応できていないという点もある。政府としては脱北者への対応策を制定し、脱北者の韓国社会への適応がよりスムーズになるようにしたい」と語った。

朝鮮中央通信の報道によれば、2012年11月8日に北朝鮮へ戻った元脱北者の夫婦が人民文化宮で記者会見を行った。会見の席上、女性は記者の質問に対し、「脱北者の子女は韓国の至る所でのけ者にされ、学校では殴られたり差別されたりするため、子供たちは外へ出ようとしない。差別に苦しむあまり絶望して悲観し、自殺する子供もいた。こういった状況を見て、自分たちの子供も同じ目に遭わされるのかと怖かった」と語った。男性は、「金正恩第一書記に忠誠を尽くし、北朝鮮の国家建設のために貢献したい」と話した。(翻訳・編集/碧海)