[Bazuki Muhammad / Reuters]

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オリンピックの組み合わせが男女ともに決まった。男子はスペイン、モロッコ、ホンジュラスと同組。スペインは相当レベルが高い相手だろうけど、他2カ国を見ると、2位に入るチャンスは十分にありそうだ。どこに入っても強豪がいることを考えれば、良くも悪くもないくじ運だね。

ただし、初戦の相手がスペインというのが厳しい。いわずもがな、大会では初戦の結果がとても重要だ。初戦で勝ち点を取れないと、その後の試合に必要以上のプレッシャーがかかってしまう。逆に言えば、スペイン相手に勝ち点1を取れれば、かなり乗れる気はする。どんなゲームプランで臨むのか、今から楽しみだね。

男子の銅メダルは、女子の金メダルよりも重いと思っている。女子を下に見ているわけではなくて、オリンピックにおける男子サッカーのこれまでの歴史がそうさせる。最後にメダルを獲得したのは、釜本邦茂らを擁したメキシコ大会。ゴールデンエイジといわれた世代で臨んだシドニー大会でも、ベスト8で散ってしまった。男子メダルのインパクトは女子のW杯優勝以上のものがあるだろう。日本サッカー界全体のことを思えば、その夢はぜひ実現してもらいたい。

そのためには、これまで何度も言ってきているように、協会の十分なバックアップが必要だ。現時点で強化プランは遅れているし、この先も満足に試合を組めない。いわばぶっつけ本番になってしまうわけだが、できうる限りのことはすべきだ。具体的には、監督が望むオーパーエイジの選手を確保し、Jリーグ各クラブの協力体制を取り付けることだ。

予選で苦戦したのは、監督一人の責任ではない。協会の強化担当者も、自身のクビをかけて、プロフェッショナルな姿勢で、オリンピックでのメダル獲得という目標に向かってほしいね。街のマラソン大会じゃないんだから、「出場することに意義がある」という言い草はごめんだね。