ヤクーツクで「口琴」の世界大会が開幕…日本からも代表参加
ロシア連邦サハ共和国の首都、ヤクーツクで23日、第7回口琴国際文化芸術祭が始まった。口琴は世界各地に伝わる伝統楽器で、同文化芸術祭にはロシア、米国、フランス、ドイツ、イタリア、日本、韓国など多くの国から演奏者や、愛好者、研究者が集まった。中国新聞社が報じた。
英語では「ジューズ・ハープ」と呼ばれ、金属や木、竹で作られる。低い振動音に含まれる高音成分を口の中で共鳴させて旋律をかなでることが特徴だ。シャーマニズムなどの宗教と結びつくことも多い。
口琴は民族音楽学でも重要なテーマのひとつで、中国でも注目する研究者がいる。モンゴル西部や西シベリアのトゥバなどに伝わる、同時に2種の声を出す唱法(モンゴル語でホーミー、トゥバ語でホーメイ)と関係するとの指摘もある。
内モンゴルの研究者が、ホーミーや口琴における「二重発音」の概念が、モリンホール(馬頭琴)や「チョーリン・ドー(内モンゴル中部に伝わる合唱)という、高度な音楽形態に発展していったとの論文を発表したこともある(ムルジフ氏)。
日本ではアイヌ民族に伝わる口琴が有名。アイヌ語ではムックリと呼ぶが、ダオールなど中国北部からシベリアにかけて暮らす民族は口琴を「モクレン」と呼んでおり、言葉としても近い。
サハ共和国は口琴の伝統が盛んで、演奏を楽しむ人が極めて多いという。**********
◆解説◆ 口琴は、米国のカントリー・ミュージックなどでもよく使われた。のちに、コミカル・ソングで「低い音」の部分だけを目立たせて使われるようになった。この用法は日本にも伝わり、1960年代から多用された。本来はメロディーをかなでるはず高音部分は出さず、「ビローン」、「ボヨヨーン」という低音部分だけを使う。(編集担当:如月隼人)
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