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梅雨の時期は食中毒に注意が必要です。先月下旬から今月にかけて、O157やカンピロバクターなどが原因とみられる食中毒の事例が各地で相次いでいます。いまの時期に気をつけたい食中毒対策についてお伝えします。

■カレーの常温保存や鶏肉の加熱不足に「ヒヤリ」

レシピサイトを運営する会社が食中毒でヒヤリとした経験についてアンケートを行ったところ、カレーの常温保存や鶏肉の加熱不足に関する内容が特に多く寄せられました。

具体的には「一晩寝かせたカレーを食べてお腹が痛くなった」、「中まで火が通っていなかった」といった声があったということです。

■ウイルスは冬場、細菌は夏場に多く発生

食中毒にはノロウイルスなどのウイルスによるものと、O157などの細菌によるものがあります。

ウイルスは11月から3月の冬場に、細菌は湿気を好むため6月から8月の夏場に多く発生する傾向があります。

梅雨時はまさに細菌による食中毒に注意が必要な時期で、加熱が不十分な肉などが原因となるO157、生の鶏肉などに付着しているカンピロバクター、カレーなど煮込み料理が原因となることが多いウエルシュ菌による食中毒が多く発生しています。

■O157で男の子が重症、各地で食中毒が相次ぐ

実際、先月下旬から今月にかけて、これら3つの細菌が原因となった事例がありました。

愛知県名古屋市のコストコでは、調理・販売された商品を食べた客5人がO157の症状を訴え、10歳以下の男の子が重症です。

5月31日には、京都市の飲食チェーン「鳥貴族 山科店」で焼き鳥などを食べた6人がカンピロバクターによる食中毒の症状を発症しました。

また、今月11日には新潟県長岡市の高校の食堂で食事をした高校生50人が、ウエルシュ菌が原因とみられる下痢や腹痛などの症状を訴えました。

原因の食材は特定されていませんが、食堂では豚肉炒めやカボチャのそぼろ煮などがバイキング形式で提供されていたということです。

■農水省が呼びかける対策 鶏肉は「洗わないで」

食中毒にならないためのポイントを農林水産省がホームページで呼びかけています。

O157の対策として、包丁やまな板を使う時は「生野菜が先、生肉は後」とし、肉の汁が生で食べるものに触れないようにすることが大事です。

カンピロバクター対策では、鶏肉を調理する時に「洗わないでください」と呼びかけています。

肉を洗った時の水がキッチンや周りの食材にはねると、食中毒菌で汚染される可能性があるためです。気になる時はキッチンペーパーなどで拭き取るのがよいとされています。

ウエルシュ菌については、カレーなどの煮込み料理を常温のまま長時間放置せず、できるだけその日のうちに食べきることが推奨されています。

■消費者の対策は「冷蔵庫7割」、厚労省も推奨

消費者が日頃から意識している食中毒対策のアンケート結果では、「買い物から帰ったあと、冷蔵・冷凍品を真っ先に庫内にしまっている」、「解凍を室温ではなく冷蔵庫かレンジで行っている」といった声がありました。

なかには「冷蔵庫の詰め込みを7割程度に抑えている」という人もいました。

詰め込みすぎると冷気の循環が悪くなって冷蔵庫内の温度が上がってしまうため、厚生労働省も7割程度に抑えるよう呼びかけています。

食中毒は重症化すると命にかかわることもあります。
自分や家族を守るためにも「大丈夫だろう」ではなく、「やめておこう」「気をつけよう」という意識が大事です。

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