山西省で金・元時代の八角形れんが彫刻壁画墓を発見―中国

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中国中部にある山西省考古研究院は6月15日、同省晋中市楡次区龍城大街東延にある金・元時代の墓の発掘資料を発表しました。今回は2基の墓が発見され、M1墓は造営年代が元代(1271〜1368年)と記された紀年墓であり、M2墓は金代(1115〜1234年)の墓と推定され、いずれも木造建築を模倣した八角形れんが彫刻壁画墓です。これらの墓の発掘により、山西省太原市や周辺地域における金・元時代の墓に対する理解が一層深まり、金・元時代の墓葬の地域的特徴を研究するために新たな資料を提供しました。

M1墓の頂部は元の地表から約1.4メートルの高さで、八角形のれんがと石を組み合わせて築かれた墓です。磁器5点、銅銭1枚を含む副葬品6点が出土しました。「至正16年(1356 年)」と記されたこの墓は元代末期の順帝時代の墓で、南壁の入り口には墨で書かれた「喜慶堂」という生前に用いた号があります。M1墓の墓主の身分について、研究者は一般官吏または裕福な地主や商人と推測しています。

M2墓はM1墓の東約1キロに位置し、構造は八角形のれんが作りの墓です。M2墓から出土した副葬品は磁器2点、銅銭3枚、イヤリング1対を含む6点(セット)です。M2墓には年代を記す文字は発見されていませんが、墓の形状、副葬品や器物などからその年代を判断することができます。この墓の東壁には「婦人啓門(ドアを開ける)図」が装飾されており、山西地区で発見された「啓門図」がある宋・金時代の壁画墓と比較すると、金代の墓では啓門図が見られる割合が宋代の墓よりはるかに高いことから、M2墓の年代は金代の中〜後期と推定されています。(提供/CGTN Japanese)