人気のスティック状かまぼこ新フレーバーに「真夏の印度カリー」、ビールに合うピリ辛味…富山「河内屋」
スティック状のかまぼこ「棒S(ボウズ)」シリーズが全国的人気を集めるかまぼこ店「河内屋」(本社・富山県魚津市駅前新町、河内肇社長)が2014年の同シリーズ発売以来、初めて三つの新フレーバーの展開に乗り出した。
第1弾として6月1日、既存の5種類に加え、夏季限定(6〜8月)商品「真夏の印度カリー」が加わる。暑気払いのため、ビールに合うピリ辛味を意識して開発された逸品だ。(源一秀)
現シリーズ5種
同店で新フレーバーの開発を仕切るのは河内廷紘専務(32)。現在のシリーズ商品である「元祖スティックチーズ」や「粗びき黒こしょう」など5種に、「真夏の印度カリー」ほか、秋季と春季限定の商品を一つずつ加える。「秋季と春季限定商品についてはまだ明かせないが、富山の魅力が伝わる材料を使用する予定だ」と話す。
棒Sは、ネット通信販売や、富山と石川両県の4か所の直営店舗販売、関東、関西への出荷などを合わせ、年間約40万パックを売り上げる同店の主力商品。今回の新フレーバー開発は、棒Sファンの要望を受けてのことだ。
スパイシーな香り
同店では25年1月から本格的に開発に取りかかった。河内専務が約50人いる同店社員に意見を求めたところ、同店の「カリー蒲鉾」が人気商品の一つであることから、棒Sにもカレー味を加えてはどうかとの声が強かった。そこで「冷えたビールと一緒にそのままかぶりついてうまいものにしようと、約10か月かけて、試作品を数十は作り、最終的に私が決めた」という。
原材料は魚肉、エビ、タマネギ、カシューナッツ、ピーナツ、カレー粉など。かじれば、スパイシーな香りが広がり、カシューナッツ、ピーナツの食感とともにピリリとしたカレー風味を、かまぼこの弾力そのままに味わえる。
職人時間かけ
昆布巻きかまぼこなどの商品は、6人の職人が4時間程度で作り上げるが、棒Sシリーズは機械化できない工程が多く、職人約15人が7〜8時間かける。河内専務は「手間がかかるからこそ、河内屋にしか出せない独自の味と見た目に仕上がっている。ビール好きはもちろん、辛いモノが好きな方にも楽しんでいただきたい」と話している。
「真夏の印度カリー」は他の棒Sシリーズ商品と同様、1パック5本入りで830円(税込み)。1本あたり約10センチ、約30グラム。1万パック限定販売。問い合わせは魚津本店(0765・24・0381)へ。
