捜索を終えて名古屋スイミングクラブを出る県警の捜査員(1日、名古屋市南区で)=小此木日向花撮影

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 名古屋市南区で横断歩道を渡っていた男女2人がスイミングスクールの送迎バスにはねられ死亡した事故で、死亡した男性は横断歩道から約100メートル先の路上に倒れていたことが、捜査関係者への取材でわかった。

 愛知県警は、運転手の男(85)が、衝突後に男性を引きずったまま蛇行運転したとみて詳しい状況を調べている。

 男は5月29日、勤務する「名古屋スイミングクラブ」(名古屋市南区)の送迎用マイクロバスを運転。同区の市道交差点で2人をはねて死亡させ、そのまま走り去ったとして、自動車運転死傷行為処罰法違反(過失運転致死)などの容疑で翌30日に逮捕された。

 捜査関係者によると、バスのドライブレコーダーの解析などから事故当時、時速30キロ以下で走行していたとみられる。横断歩道から男性が倒れていた場所までの路面には、蛇行運転した痕跡が残っていたという。

 事故直前に近くの踏切の遮断機に接触するなど不自然な運転をする様子も目撃されており、県警は1日に同クラブや同市内の男の自宅を捜索し、勤務状況や健康状態についても捜査を進めている。

 男は約20年前から同クラブに勤務。約1年前まで中型バスも運転していたが、駐車に手こずることがあったため、車体が小さいマイクロバスの担当になったという。