大手電力を使い続けるのは情報弱者 新電力に切り替えるだけで電気代は安くなる
今夏も猛暑になる予想だ。地球温暖化の影響なので来年以降もおそらくトレンドは変わらない。仮にイラン情勢が落ち着いてLNG(液化天然ガス)の輸入が正常化しても、夏の電気代は高くなる。
電気代を安くするために日々の節電は基本だが、それ以外にも個人でできる生活防衛策はある。
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まず、契約アンペア数(A)を確認すること。契約アンペア数の目安は、世帯人数や「同時に使う家電」によって決まる。1人暮らしなら20~30A、2人暮らしなら30~40A、3~4人以上のファミリーなら40~50Aが一般的だ。契約アンペア数を下げれば、毎月の基本料金を数百円カットできる。
次に、契約している電力会社やプランを切り替えるのも有効だ。
2016年の電力自由化以降、さまざまな新電力が登場している。ガスやスマホとのセット割があるプランや、夜間の電気代が安いプランなど、自分のライフスタイルに合ったものに乗り換えるだけで、年間数千円~数万円安くなることがある。東電管内に住んでいるからといって、漫然と東京電力エナジーパートナーと契約し続けるのは、今の時代、情報弱者だといえる。
戸建てに住んでいる人は、太陽光パネルと蓄電池の組み合わせで電気代をタダにすることもできるが、設備投資費用が結構かかる。
太陽光発電の補助金は「国」「都道府県」「市区町村」の3種類があり、もっとも補助金が手厚い東京都でも、太陽光(5キロワット)と蓄電池(約10キロワットアワー)の設置で、個人の負担額は約100万~150万円だ。
補助金が出る蓄電池も安くなる
そうした初期投資が必要なく、蓄電池を利用したもっと手軽なサービスもある。auエネルギー&ライフは、新サービス「auでんち」を13日から提供開始した。
「auでんち」は、蓄電池の初期費用・設置工事費・月額料金すべて無料で提供してくれるうえに、「auでんきecoプラン」の毎月の電気代から最大3000円(税込)を割引するサービスだ。
蓄電池の初期費用などがすべて無料となるのは、東京都の補助金などを活用するため。そして、自宅に蓄電池を設置し、その電力をKDDI 側が遠隔制御して電力の需給調整に活用させてもらう代わりに、対価として電気代が割引される仕組みだ。
ただ、現在のところ東京都内で戸建てに住んでいることが条件で、「auでんきecoプラン」への加入も必須となる。また、すでに他の太陽光や蓄電池を併設していないことなども条件だ。
蓄電池は災害時等の停電対策にもなるので、条件に当てはまる人にとって、毎月3000円電気代が安くなるのは大きなメリットだ。
文/横山渉 内外タイムス
