【FRaU編集部】誰もが楽しめる”新しい沖縄旅”を!「リーガロイヤルリゾート沖縄 北谷」誕生の意義
沖縄本島中部の北谷町(ちゃたんちょう)、美浜アメリカンヴィレッジに、リーガロイヤルホテルズが初めてのコンドミニアム型リゾートホテル「リーガロイヤルリゾート沖縄 北谷」を開業しました。短期の観光だけでなく、長期滞在やファミリーでの旅など多様なライフスタイルに応じたこのホテルが提案する、“新しい沖縄旅”の形を探ります。
運転できなくても楽々アクセス
4月1日の開業から約2ヵ月。すっかり初夏の沖縄・北谷町にそびえる「リーガロイヤルリゾート沖縄 北谷」(以下、リーガロイヤル北谷)は、早くもこのまちに溶け込んでいる。那覇空港から高速リムジンバスでバスターミナルの「北谷ゲートウェイ」まで約1時間。そこからガラガラとスーツケースを引きながら歩くこと約5分、近づいてくるこのコンドミニアムホテルを眺めるにつけ、最新の建物でありながら、もう何年もここにあるような“なじみ”を感じる。かつてここには商業施設「カーニバルパーク美浜」の観覧車があったはずだが、そんな面影はみじんもなく、ただ風景になじんでいるのだ。
そして、このアクセス。沖縄には都市部の「ゆいレール」以外は鉄道がないため、観光するには、ふつうはレンタカーが必要。だがここは、空港からほぼノンストップの高速バスでたどり着ける。運転できなくてもいいし、空港でさっそくオリオンビールを飲んでも問題なし! 実に気軽なのだ。
いかにも観光地、というギラギラした派手さとは無縁の、落ち着いたエントランスを入り、モダンなデザインのフロントに向かうと、凜(りん)としたスタッフたちが次々笑顔で挨拶してくれる。チェックインもきわめてスムーズ。さすがリーガロイヤルだ。
そしてエレベーターで階上に上がり、客室のドアを開けると……ひ、広い! 入り口付近には最新の洗濯乾燥機やキッチンもあるし、風呂場は一般家庭よりはるかに大きいバスタブを備えており、もちろんトイレも独立型。大家族でも楽に中・長期滞在できそうだ。
しかも一番奥には明るいバルコニーが! そう、このホテルは209室すべてが眺望抜群のバルコニーつきなのだ。さっそく外に出てみようじゃないか。
バルコニーからの眺めはアメリカ西海岸!
バルコニーからの眺めが上写真2点。まさにアメリカンビレッジ各施設を眼下に……というか、もう目の前でしょ、こりゃ。かつては観覧車からしか見られなかった風景が、いまここで、バルコニーのチェアに腰掛け、コーヒーなどいただきながら快適にゆったり眺められる。これだけでもかなりのウェルビーイング体験だ。
そこからまた部屋のほうを振り返れば、広大なリビングスペース。奥の白いふすま(引き戸)を開けると、ベッドルームが。ベッドの上には、滞在中にカードキーやスマホなどを入れて持ち歩けるレザーケースと、上下セパレート式のルームウェア(パジャマ)が。この痒(かゆ)いところに手が届く心づかい、各アイテムが、いちいちリーガロイヤル・クオリティでうれしい。
なんて言っていたら、お腹がグーッと鳴った。遅めのランチといこう。
地元の食材をリーガロイヤルならではの調理で
1階の「Grill & Dining AURDIA」でランチビュッフェをいただくことにし、目の前でカッティングしてくれるローストビーフをまずゲット。この日はフーチャンプルーやソーメンチャンプルーなどの郷土料理もあったので、それも。珍しいところでは、海老のオリオンビール揚げなんてのも並んでいた。沖縄でビールといえばオリオンビール。これを衣につかった天ぷららしいが、まず海老自体が旨いし、ビール効果かカラリと揚がっていて、ピンクのソースもメチャ旨! アッと言う間に心もお腹も満たされて、さあ、腹ごなしにアメリカンビレッジを散策しよう。
北谷町美浜に広がるアメリカンビレッジは、在日米軍飛行場の跡地と、隣接の埋め立て地にできた、アメリカ西海岸をギュッと詰め込んだようなリゾートタウン。カラフルなカフェ、レストラン、パブや雑貨屋さん、シネマコンプレックスやボウリング場が立ち並び、そのなかにリーガロイヤル北谷もある。
海岸沿いには気持ちのよいビーチウォークやウッドデッキが整備され、まちなかは、あえて路地が入り組み、常に“新しい発見”があるようにつくられている。いまもすぐそばに米軍基地があるから、軍関係者も非常に多いし、いつもインバウンド観光客などでにぎわっている。つまり、ブラブラするだけで海外旅行気分が味わえるのだ。
そしてふと見ると、カラフルな橋やショップ越しに、凛とそびえるリーガロイヤル北谷が。ほら、やっぱりもう何年もこのまちにあるかのように、溶け込んでいるではないか。
歩き疲れてホテルに戻り、部屋のベランダに出ると、ちょうどサンセットタイム。さえぎるものがいっさいない夕日なんて、いつ以来だろうか。
見とれているうちに、あたりがすっかり暗くなった。そうだ、18階のインフィニティプールに行ってみよう。冒頭の写真のように、昼間見たときは、まさに海空と一体化したような気分になれる極上の空間だった。あそこから夜景を見たら、きっと素晴らしいだろう。
インフィニティ・プールは朝、昼、夜いつ見てもスゴい!
というわけで18階に上がり、天空のプールへ。プールやプールサイドは青や紫にライトアップされ、そこから見るアメリカンビレッジの夜景は……上写真のように、もはや極上を通り越していた。
そして、同じ18階にある宿泊者専用の大浴場に入る。サウナで大汗をかき、眺めのいいテラスでクールダウン。さすがリーガロイヤルだけあって、風呂で一緒になるゲストたちのマナーもよく、ゆったりくつろげる。
さあ、部屋に戻って快適な部屋着に着替えて、ゆっくり眠るとしよう……。
ベッドの寝心地がよすぎて熟睡し、日の出前に目覚めてしまった。顔を洗ってカーテンを開けると……だんだん陽が昇ってきて、朝日に照らされるアメリカンビレッジの商業ビル群が見えた。
そうだ、早朝のインフィニティプールはどんなだろう。エレベーターで18階まで上がると、やっぱり朝の風景も抜群だった。まだ涼しい風に吹かれながらの、こんな時間もいい!
心身ともにリフレッシュできて、またお腹が空いてきた。1階のAURDIAは朝食ビュッフェが午前7時から食べられるので、さっそく向かおう。
朝食といえばオムレツ! というわけで、AURDIAのライブキッチンで「くがにたまごのオムレツ」をオーダーした。くがに=沖縄の方言で黄金を意味するそうで、くがにたまごは、沖縄県うるま市にある徳森養鶏場が、地元でとれる「黄金芋」や地下水「黄金水」で育てた鶏が産む味のいい卵だそうだ。具材は「アグーキーマカレー」や「沖縄やまや明太子」などいろいろ選べるが、今回はチーズと「ゴーヤコンビーフ」を入れてもらった。
沖縄そばや「くがにエッグベネディクト」などで、まずは朝定食スタイルでいただき、その後、どうしても「紅芋ポテトサラダ」が食べたくて野菜サラダとパンなども……沖縄の味を満喫しました。
ここを拠点に最新カフェや老舗そば屋めぐりも
さあ、せっかくこの地に来たからには、アメリカンビレッジだけではもったいない。ホテルはいったんチェックアウトして荷物を預け、美浜から小さな漁港を隔てて北側にある、洒落たカフェやハンバーガー、タコス、ガレット&クレープ屋さんなどが点在する地域まで足を延ばしてみよう。
南から真っ直ぐ北に延びる通りを歩く。そろそろランチタイム。行列のできているお茶漬けの店があるかと思えば、そのすぐ先にはハンバーガー・カフェと焼き肉店。それだけで、さまざまなルーツを持つ人が住むまちだとわかる。どの店もシャレていて、見ているだけでウキウキする。
木製のドアや窓枠がかわいい「TERRA Galette, Crepe & Coffee」は、そば粉100%のグルテンフリーガレットなどが名物。健康志向(っぽい)の外国人客でにぎわっている。マリンブルーの店舗が目印の「MORNING BOWLS」は、沖縄県産生マグロのポケボウル(ハワイ式味つけ鮮魚丼)、自家製グラノーラをつかったアサイーボウルなどがウリ。この日は、米軍基地で働く迷彩服姿の人たちがテイクアウトの列をつくっていた。
そう、この地区は西の海、東の米軍・嘉手納(かでな)基地に挟まれていて、とくに基地の第1ゲートが近いことから、“軍人さん”の姿が非常に多い。たいていフレンドリーで、目が合うとニコッとウインクしてくれたりする。まちの総面積の半分以上が米軍基地という北谷町ならではの光景だ。
さらに歩を進めると、左手の海辺近くに、いかにも地元民という出で立ちの人びとが列をなしているのが見えた。“このあたりでは一番旨い”と評判の沖縄そば専門店「浜屋」だ。さっきビュッフェをいただいたばかりだが“そばは別腹”と列に並んだ。ここは店内が広いので、混んでいてもそれほど待たずに座れるし。
と、いただいたのは、やわらか軟骨ソーキ3つが入ったアッサリの「浜屋そば」。まさに滋味深いとはこのこと。おいしゅうございました。
というわけで、リーガロイヤル北谷で預けてあった荷物を受け取り、また、ここから徒歩5分のバスターミナル、北谷ゲートウェイから高速バスに乗って那覇空港へ。公共交通機関はサステナブルな移動手段だし、何といっても楽チン、安心。友人グループで、家族で、そして大切な人と沖縄を旅するなら、このホテルを選ぶのは正解だろう。
Text&Photo:舩川輝樹(FRaU編集長)
