プロ初登板を果たし、小川(右)から祝福される下村(撮影・坂部計介)

写真拡大

 「ファーム・西地区、阪神2−2オリックス」(22日、日鉄鋼板SGLスタジアム)

 2023年度ドラフト1位・阪神の下村海翔投手がプロ初登板で1回1安打1失点。最速152キロを記録し、場内をどよめかせた。

 同点の八回から3番手で登板。先頭を抑えたが、後続は死球、安打、四球で1死満塁のピンチを招いた。迎えた杉本には1球目を暴投し、勝ち越し点を与えた。だが、杉本を遊ゴロ、横山聖も遊ゴロに仕留め、最少失点で切り抜けた。

 この日は家族や親戚もスタンドで観戦。試合後は思いがあふれた。「僕よりもホッとしているのは家族だと思う。普段は野球の話を向こうもしないように気を遣ってくれていた」。涙をぬぐい、感謝を伝えた。

 名前がコールされると大歓声が起きた。「想像以上の歓声があって、うれしかった。こんなに時間がかかったのに待ってくださった阪神ファンの方々には感謝しかないです」と感無量な様子だった。