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2026年5月13日放送の「あさイチ」(NHK)は、「老害」を特集したが、前日に55歳の誕生日を迎えたという大久保佳代子さんが、若さと老いの間で揺れる心を語った。昭和は古いのはわかっているが、そう言われるのは嫌だという。

「いろいろ聞きたいんですよ」

自分が老害かもと気にしている人は手を挙げて、と声を掛けられると、大久保さんは遠慮しがちに手を挙げた。大久保さんは直近の例として「若いスタッフに最近の恋愛事情を聞きがち。いろいろ聞きたいんですよ、彼氏いるのとか彼女いるのとか」と話すと、周囲から笑いが起きる。

では、大久保さんはどう考えているのか、具体的な例を話した。「基本的には自分は昭和の感覚で、今はあまり通用しないものだと思うようにしている。飲みに行こうよといって、今日は無理ですと断られてもしようがない。昭和は古いものだ、通じないものだということは一応思うようにしているが、すごく嫌です。なぜ(昭和の感覚を持つ)自分がダメなものだという感覚で生きなきゃいけないんだ。すごく嫌」と一気に吐き出した。

覚悟すれば「そんなに恐れることはない」

近年、老いをテーマに文章も書いている漫画家ヤマザキマリさんは「老害上等」と主張する。「周りの人たちが持っている鏡に自分を映してしまう。老害になりたくない、若いままでいたいと思う。そうではなくて、一番大事なのは自分に自分がどう映っているか。見た目ではなくて、体の中で鍛えてきたものを、どれだけ大切と思えるか」。

ヤマザキさんのコメントに「なるほど」とうなずいた大久保さん。「昨日(12日)誕生日で55歳になった」というと、「おめでとうございます」と周囲から拍手がおきた。

すかさず「すみません、強要して。老害じゃないですか? 大丈夫? 55年生きてきたことを、自信を持った自分の行動、発言に責任と覚悟をもってやっていけば、そんなに恐れることはないのかなと受け取りました。大変だけど」と話していた。

(ジャーナリスト 佐藤太郎)