能登半島地震で避難していた蒔絵パネルが、輪島の御陣乗太鼓会館に復活

奥能登の伝統芸能・御陣乗太鼓をたたく様子を描いた蒔絵のふすま板。能登半島地震で白山市への避難を余儀なくされましたが、修復を終え、12日、無事にふるさとへの帰還を果たしました。
御陣乗太鼓の発祥の地・輪島市名舟町。帰ってきたのは、地元の蒔絵師によっておよそ40年前に御陣乗太鼓を演奏する様子を描いた6枚のふすま板です。
伝統工芸師・江尻浩幸さん「もう一回復元させようかなと思って頑張った」
地震の影響で名舟町は避難を余儀なくされ、ふすま板は白山市の浅野太鼓楽器店に移動させていました。
復旧が進んだことから、3月に江尻さんのもとに届けられ、およそ2か月かけてきれいに磨かれました。
「前より力強くなってる」「絵を見て昔の人の仕草、構えを勉強して」12日、パネルが会館に運び込まれ、およそ2年4か月ぶりに元の位置に帰ってきました。
浅野太鼓楽器店・浅野紘佳さん「なんか前よりも力強くなってる感じする」
御陣乗太鼓保存会・槌谷博之さん「さらにきれいになって出てきそうな感じ」
伝統工芸師・江尻浩幸さん「この絵を描いた人が今年なくなってこの描かれた人物は一緒に太鼓を叩いたメンバーなので『もうちょっとおっちゃん頑張れな』という声が聞こえてくるようなものを感じながら修理していた」「この絵を見てもらって昔の人の仕草や構えを勉強してもらいたい」
ふすま板は、より美しいつやをまとい、これからも引き継がれる伝統芸能を見届けます。
