中国大苦戦の日本女子に畏怖「奇兵」「スタミナのブラックホール」 現地メディアを唸らせた27歳の技量【世界卓球】
卓球・世界選手権団体戦
卓球の世界選手権団体戦は10日、英国・ロンドンで女子決勝が行われた。チーム世界ランク2位の日本は、同1位の中国と激突。3時間25分の大激戦の末に2-3で敗れ、6大会連続の銀メダルとなった。敗れはしたものの、卓球王国を追い詰めた実力者が、中国メディア上で脚光を浴びている。
1-1で迎えた第3試合、橋本帆乃香が蒯曼に3-1で勝ち切った。カットマンスタイルでどんな打球にも柔らかく対応。コートを軽快に動き回り、勝利の瞬間は万感の表情で拳を突き上げた。金メダルへ一時王手をかける健闘が光った。
中国の歴史ある新聞社「解放日報」は「世界卓球:中国卓球女子団体優勝の背後で日中の差は更に縮小。孫頴莎、張怡寧がその変化を指摘」との見出しで記事を掲載。「日本女子チームは、前回と比べて実力が更に向上した」と評した。
特筆されたのは蒯曼を下した27歳橋本の技量だ。「バックハンド・粒高ラバーにカット+カウンター攻撃を組み合わせた彼女の打法は、守備範囲が従来のカットマンより更に広く、変化によって相手のリズムを崩すことができる。『スタミナのブラックホール』とも言うべき打法だ」「張本美和、早田ひなは素早い動きと強力な攻撃で正面から試合をコントロールし、橋本帆乃香は重要な場面で『奇兵』の役割を果たす」と、熱い視線を注いだ。
中国メディア「SOHU」も「蒯曼が再びカットマンに敗れ、中国、1-2で劣勢に」との見出しで脚光を当て、「第1ゲームで早くも焦りを見せ、次々と回転の変化をかけてくる橋本帆乃香を前にミスを続けた」と苦戦ぶりを描写。中国勢に牙をむく日本のカットマンを「橋本帆乃香は現在女子卓球ではトップのカットマン」と評し、警戒心を示していた。
(THE ANSWER編集部)
