静岡大学、超小型衛星「STARS-X」の愛称を募集 H3ロケット6号機で6月10日打ち上げ予定

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静岡大学は2026年5月11日、同大学が開発した超小型衛星「STARS-X」の愛称募集を開始しました。応募期間は5月18日までで、集まった愛称は静岡大学による選考を経て、打ち上げ時期に合わせて公表される予定です。


STARS-Xは、静岡大学工学部の能見公博教授を実施責任者として開発された超小型衛星です。JAXA(宇宙航空研究開発機構)の「革新的衛星技術実証3号機」のテーマに選定されており、2026年6月10日に種子島宇宙センターから打ち上げ予定の「H3ロケット6号機(30形態試験機)」に、小型副衛星のひとつとして相乗り搭載されます。


1kmのテザーを伸展、ダミーデブリをネットで捕獲

STARS-Xの主なミッションは「宇宙テザー技術を用いたデブリ捕獲の技術実証」です。


宇宙テザーとは、宇宙空間でロープ状あるいはワイヤ状の長い構造物を展開して利用する技術です。今回のミッションでは、宇宙空間で1kmものテザーを伸ばし、その上をロボットが移動する実験が行われます。さらに、自衛星から放出したダミーの宇宙デブリをネットで捕獲する実験も計画されています。


静岡大学は、このテザーを扱う技術が将来的な宇宙空間での移動手段や「宇宙エレベーター」の実現につながるものと位置づけています。また、ダミーデブリの捕獲実験は、宇宙デブリへの接近や除去技術への応用を見据えたものです。


静岡大学が進めてきた「STARSプロジェクト」のなかでも大型の衛星となるSTARS-X。打ち上げに向けた愛称募集を機に、宇宙テザーやデブリ捕獲技術への関心も広がりそうです。


【▲ 静岡大学が開発した超小型衛星「STARS-X」の愛称募集ポスター(Credit: 静岡大学)】

 


文・編集/sorae編集部


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