注目の若手俳優・越山敬達。日曜劇場『GIFT』は「クランクインの約4か月前から練習をして」

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TBS系列にて放送中の日曜劇場『GIFT』に出演している越山敬達さんに、役作りや撮影時のエピソードについてインタビュー。

僕と同じ高校生の拓也は、どこか可愛くて憎めない少年

ドラマ『GIFT』で、所属する車いすラグビーチームの最年少選手・坂東拓也を演じている越山敬達さん。映画『国宝』では、主人公のライバル役の少年時代を熱演し、大きな注目を浴びた若手俳優だ。

「クランクインの約4か月前から、日常的に使う車いすと、競技用車いすの“ラグ車”を乗りこなす練習をしていました。ラグ車は事故で体幹が使えなくなってしまった拓也に合わせて座面が前上がりに設計されていて、カラダを包み込むような感覚なんですが、普段使わない筋肉を使うし腕と手の力がすごく必要で。その体勢でのダッシュやターンを覚えるのは大変で、朝から夕方まで乗り続けて慣らしていきました」

ⒸTBS

事故で車いす生活となり内気になってしまった拓也は、車いすラグビーに出合い前向きに成長していく。「迫力満点の試合のシーンはもちろん、坂東家の物語にフォーカスした回は見どころの一つです」と話す。

「どこか可愛くて憎めない拓也は、普段の僕と同じ高校生。恋愛についての噂話をするシーンでは、僕も友達とそういう話をよくするのでリアルで。また、エースの宮下涼(山田裕貴)を尊敬しているんですが、僕自身もこの作品で憧れの俳優の方々に囲まれてお芝居をする中で、何かしら吸収していきたいという姿勢で挑んでいたので、すごく共感できました。

実はみなさんのお芝居に圧倒されてしまい、付いていけなくて凹んでしまったことがあったのですが、その時には堤真一さんから『内側に入る癖があるから、もっと相手の目を見て感情のキャッチボールをしながら芝居をすれば大丈夫』と教えていただきました。役者デビューをしてからありがたいことに出演作に恵まれていて、学校の友達からは愛着を持って『国宝だ!』なんて呼ばれたりもしますが(笑)、いつも自分一人の力ではなく周りの方々に助けられていると感じています」

ボーイズグループ“ VOKSY DAYS(ヴォクシィ・デイズ)”の活動もスタートし、多忙な日々を送っている越山さん。

「以前は、普通の高校生として過ごしたいと思ったこともありましたが、今は現場が本当に楽しいんです。お芝居はカメラの前で、みんなで一つの作品を作り上げていくところが大きな魅力。アーティスト活動では、目の前にいるお客さんと生み出す臨場感がアツい。経験することすべてが、学びになっています」

越山敬達

こしやま・けいたつ 2009年4月21日生まれ、東京都出身。俳優であり、ボーイズグループVOKSY DAYSのメンバーとしてアーティスト活動も行う。映画『ぼくのお日さま』で主演を務めるほか、映画『国宝』など注目作に出演。

information

日曜劇場『GIFT』

車いすラグビーの弱小チーム“ブレイズブルズ”が抱える難問に挑む、宇宙物理学者の伍鉄文人(堤真一)。本気で心と体をぶつけ合うことで、仲間や家族の大切さ、そして愛を知っていく…。“絆と再生”を描くギフトの物語。毎週日曜21:00〜TBS系列にて放送中。

写真・玉村敬太(TABUN) インタビュー、文・若山あや

anan 2494号(2026年5月1日発売)より