「偏るからテレビ見ろ」TBS安住アナがアラサー世代に提言…“情報リテラシー”巡りネット上で議論白熱
TBSの安住紳一郎アナウンサー(52)が5月3日放送のラジオ番組『安住紳一郎の日曜天国』(TBSラジオ)で語ったアラサー世代への“提言”が、ネット上で議論を呼んでいる。
同番組では先週の放送で、「原文ママ」という表記を「“原文(はら・ふみ)さんの母親”だと思っていた」という30代リスナーの勘違いエピソードが紹介されていた。
この日の放送でも関連するお便りが寄せられ、冒頭では「原文ママ」という人物が実在すると思っていたという31歳リスナーの声を紹介。さらに、同様の誤解をしていたという別の30代男性からの投稿も取り上げられるなど、共感の広がりを見せた。
こうした“思い込み”がアラサー世代に一定数見られる傾向について、安住アナは「30歳だからもう思春期の頃にはいろいろネットなんかの情報に触れてるだろうけど、やっぱり小さいときの勘違いっていうのは、訂正されないまま育つというのは何例かあるようですね」と分析。その背景にある情報環境にも言及した。
続けて「やっぱりねえ、ちょっと極論ばっかり言うと嫌われちゃうけれど」と前置きし、「30歳前後くらいの人ってネットとかSNSの隆盛期と青春の時代がかぶったりするんでね、意外にちょっとなんか勘違いしたまま大きくなられてるって人が多かったりして」と指摘。
さらに「テレビとか新聞がつまらないって風に思っている世代でもあるんだけれども」としたうえで、「やっぱりね、ちょっと『偏るからテレビ見ろ』って感じだよね。つまらないかも知れないけど、『偏るからテレビ見ろ』って感じだね」と持論を展開した。
また、情報の取り入れ方についても言及し、「無作為でというか、新聞記事なんかもね、飛ばさずに全部一度右から左まで読んでみるというね、自分の趣味にかかわらず。そういうことが必要かも知れない」と説明。「テレビはね、たしかにそんなに面白くないかも知れないけれど、意外に興味のない分野の知識や教養も身に付いたりするのでね。そういうことがあるやも知れません」と補足した。
一方で、「テレビの報道が偏ってるっておっしゃる方もいらっしゃるのでなかなか難しい問題ではありますが」とも述べ、「またまた連休2日目にする話じゃなかったね、申し訳ない」と自嘲気味に締めくくった。
この発言を受け、ネット上では《これはその通りで、テレビと新聞、そしてネットを併用し情報を得る事が大事です。》《テレビもネットも偏っているから、両方見て中間を見極めるのは確かに必要かと思う。》といった賛同の声が上がっている。
その一方で、
《そういう側面は確かにある。ただ、ネットだと偏るから、別の偏りの意見があることもテレビなどで知れ。って感じにしかならないのが、今のテレビの残念さでもある。》
《それはあくまでも複数の情報源を見て精査するって事であって、時間をかけて情報密度の低いTVから情報を吸い上げるのが無駄だと判断されているからTV離れが進んでいるってだけ。》
《いろいろ見るのは必要なことだが、そこにテレビを含めるべきかと言われたらそういうことでもない。》
といった慎重な意見も目立ち、テレビの役割そのものを問い直す声も少なくない。
“テレビ離れ”が進むなかで、あえてテレビ視聴の意義を訴えた安住アナ。その立場ゆえの説得力と同時に、当事者だからこそ向けられる厳しい視線も交錯し、議論は単なる賛否にとどまらず、“情報リテラシー”をどう捉えるかという問題へと広がりを見せている。
