耳鼻科の「CT検査」は子どもや妊婦でも受けられる?気になる被ばく量や費用【医師解説】
耳鼻科の診察では、画像診断が非常に重要な役割を果たします。特にCT検査をおこなうと、短時間で詳細な情報を得ることができます。今回は、耳鼻科用CT検査は妊婦や子どもでも受けることができるのかについて「高田馬場みやの耳鼻咽喉科」の宮野先生に解説していただきました。
監修医師:
宮野 一樹(高田馬場みやの耳鼻咽喉科)
埼玉医科大学医学部医学科卒業。東京大学大学院医学系研究科外科学専攻博士課程修了。東京大学医学部附属病院と医局関連病院である地域中核総合病院に計18年間勤務し、手術入院症例を中心に研鑽を積む。2023年4月3日より「高田馬場みやの耳鼻咽喉科」開院、翌年には飯田橋みみ・はな・のどクリニックを開院する。医学博士。日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会認定耳鼻咽喉科専門医、日本気管食道科学会認定気管食道科専門医。
編集部
子どもでもCT検査を受けても大丈夫ですか?
宮野先生
検査中にじっと座っていられる子ども(目安は小学生以上)であれば、基本的に大丈夫です。耳鼻科用CTは被ばく量が少ないため、被ばくの心配はほとんどなく子どもでも安心して受けられます。CT検査は痛みが一切なく、短時間で撮影が終わるため負担も少なく済みます。
編集部
妊娠中の場合はどうですか?
宮野先生
基本的に妊娠中のCT検査は推奨されていません。ただし、緊急でどうしても診断のためにCT検査が必要な場合には、母体の命や健康を守るという観点から、CT検査が施行される場合もあります。
編集部
費用も気になります。
宮野先生
3割負担の場合は、約3400円程度です。ただし、CT撮影だけを単独でおこなうことは基本的になく、診察料などが費用に上乗せされます。
編集部
最後に、読者へのメッセージをお願いします。
宮野先生
耳鼻科に通っていても症状が改善しない場合、根本的な原因を精査する必要があるかもしれません。特に、歯の痛みや黄色い鼻水、頻繁な鼻血がある場合は、内視鏡検査だけでなくCT検査もおこなうことをおすすめします。CTを撮ることで原因が明確になることもありますし、異常がないと確認できれば安心につながります。気になる症状がある人は、お近くの耳鼻科CT撮影が可能な医療機関を探してみてはいかがでしょうか。
※この記事はメディカルドックにて<「耳鼻科のCT検査」で何がわかる? 検査時間・費用・受けられる人の条件を医師が解説!>と題して公開した記事を再編集して配信しており、内容はその取材時のものです。
