Daiichi-TV(静岡第一テレビ)

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(高山 基彦 アナウンサー)
「今、熱海富士関が会見場に入ってきました。集まった多くの報道陣がフラッシュをたきます。1930年以来の快挙、関脇昇進を果たしました熱海富士関。少し緊張感が感じられる引き締まった表情です」

5月10日に初日を迎える大相撲夏場所の番付が発表され、静岡・熱海市出身の熱海富士が関脇に昇進しました。静岡県勢で関脇に昇進したのは、1930年夏場所の「天竜」以来、96年ぶりの快挙です。

(新関脇 熱海富士)
「やっぱり実感は湧きますし、うれしいですね。1つ上にまた上がったなと思います」

熱海富士は、新小結として臨んだ3月の春場所で1横綱2大関を破るなど9勝6敗で勝ち越しました。この成績について聞かれると…。

(新関脇 熱海富士)
「あんまり僕の中では変わってないので、やることをしっかりやって、結果がついてくればいいなと思ってはいたんで、勝ち越せてよかった。でも、もっと勝ちたかった」

また、地元静岡からの応援が力になったと話し、夏場所でのさらなる飛躍を誓いました。

(新関脇 熱海富士)
「いや、ほんとに、地元の方、本当にそうですね。盛り上がってくれて、みんな見てくれてるっていうのを実感したので、体感させてもらったので、より一層頑張りたいですね。もうやることは変わんないよね。もう全部勝ちにいって、皆さんに少しでも元気な姿を見てもらえたらなと思います。優勝目指して大関横綱目指してやっているんで、それで結果がついてくればうれしいです」

地元でも、熱海富士の関脇昇進に祝福の声が上がっていました。

(熱海市民)
「いや、うれしいですよ。それはもううれしいです。それで、うちの隣が熱海市のお母さんがやってるお店なんで、もう、なおかつ親近感が湧いてきて、もう、ほんとにうれしいです。まだまだ上を目指して頑張ってもらいたいですね」

(熱海市民)
「おめでとうございます。お母さんの努力もあると思います。小さい時から一生懸命ね、ご家族で頑張ってらして、ほんとにうれしい。熱海の誇りだと思います」

(熱海市民)
「やりましたね。はい、うれしいです。いっぺんに上がっていくというよりは、少しずつ実力もつけながら上がってるんで、それがいいんじゃないですか。年もね、息子の年に近いので、ほんとに街の中での、まあほんとに可愛がってもらえてる存在だと思います」

この偉業に母校の飛竜高校では、さっそく、熱海富士の関脇昇進を祝う垂れ幕が。恩師に率直な感想を聞くと…。

(飛龍高校 相撲部 栗原 大介 監督)
「いやもうすごいの一言です。成績次第では次は大関なんで、関脇は足がかりとなる番付なんで、自分が指導に携わった生徒が、ここまで来るとは正直思ってなかったですけど、うれしいのもあるんですけど、やっぱりすごいなっていうのが1番にきます」

飛竜高校 相撲部として3年間、汗を流した熱海富士。27日の会見でも恩師・栗原監督に対し…。

(新関脇 熱海富士)
「伸び伸びと高校時代はやらせてもらった。ただ、やらせるんじゃなくて、どう強くなるかを考えながらやらせてもらったのが本当に感謝です」

感謝の言葉を述べていました。そのことを監督に伝えると…。

(飛龍高校 相撲部 栗原 大介 監督)
「ありがたいっすね。そういってもらえると…やっぱり高校生ぐらいですと、まだまだ相撲人としての…こう、自覚とか、そういうものもまで大相撲の力士からすればやっぱり未熟かもしれませんけども、やっぱり若いうちからそういうのやらせることで、だんだんとやっぱり大人になってできるようになるのかなとは思うので、そういう意味でも、本人がそういうこと言ってくれて良かったと思いました。今のまま、いろいろな人に感謝して、謙虚で…であって、最終は横綱だと思うんで、その横綱を目指してしっかりこう日々精進して頑張る姿を期待したいと思います」

そして、これは三島市にある食堂「しんちゃん」。

2024年、病気で他界した店の店主だった杉山信二さんは、熱海富士が中学まで在籍した「三島相撲クラブ」で指導してきた恩師です。関脇昇進という吉報に、妻の美香さんも喜びをかみしめていました。

(光玉母食堂 めし しんちゃん 杉山 美香さん)
「本当にすごいと思います。まさかあの子が…って思う。うちの旦那も3役に上がったらすごいなって言ってたし、それで大関なんて夢だよねって言ってたから。もう1歩じゃないですか大関も。だからほんとに夢にもう1歩なんだもんね。すごいほんとにすごいと思う。そんなふうに思ってなかったもん」

熱海富士とは、三島市内で4月9日に行われた巡業の際に再会。実はそのときに…。

(光玉母食堂 めし しんちゃん 杉山 美香さん)
「多分推測ですが、『関脇おめでとう』って言っときました。推測ですよ。(Q.そしたら本人は?)ありがとうございますって言ってました。(Q.ほかになにか伝えたいこととか伝えました?)テレビで言っていいのかしら。『抱っこして』て言ったら、いやあっ…て言ってました。ははは」

小さいころから熱海富士を見てきたからこその間柄。ちなみに27日、店には。

(光玉母食堂 めし しんちゃん 杉山 美香さん)
「このバラね。関脇昇進おめでとうって。私に届けてくれたの熱海富士のファンが。ちょっと留守にしていたので、どなたかわからないんですけど、『さくちゃん(熱海富士)』て人気者だなって思いませんか。ここに届けてくれるんですよ」

熱海富士の今回の偉業、今後の活躍にも期待します。

(光玉母食堂 めし しんちゃん 杉山 美香さん)
「それは一番上ですよね。だけどね、大変だと思うんだよね。一個一個積み重ねて、大関頑張って、とりあえずと思います。やってくれるかな。やってくれる。本当、本当。うん。でも、あれ以上太っちゃだめと思う。膝悪くする。うちの旦那も『下半身が弱いから、下半身の警戒心配だ』って言っていたんですよ。だから私もそう思います。だから、ヒザけがしたらもう大変だから、けがのないようにしてもらいたい」

地元から大きな期待が寄せられる熱海富士。新関脇として臨む大相撲夏場所は5月10日からです。

(スタジオ)

(澤井 志帆 アナウンサー)
さて、県勢では実に96年ぶりの関脇昇進を果たした熱海富士、中川さん、快挙ですね。

(コメンテーター スポーツキャスター 中川 絵美里 氏)
いや、うれしいですね。もうほぼ1世紀ぶりの快挙ということで、本当に昇進の重みを感じますね。

(澤井 志帆 アナウンサー)
県勢では戦後初ですからね。すごいことです。さて、熱海富士のご紹介をしていきたいんですが、熱海富士は伊勢ヶ浜部屋所属、本名は武井朔太郎、23歳です。熱海市出身で、この体格が魅力ですよね。身長187センチ、体重は197キロと、幕打ち最重量です。その恵まれた体格を生かした迫力ある取り組みが持ち味となっています。さあ、魅力たっぷりな熱海富士のうれしいニュースですね、津川さん。

(レギュラー コメンテーター 津川 祥吾 氏)
そうですね。体格も本当に大きいんですけども、とてもチャーミングというところが魅力的ですよね。

(澤井 志帆 アナウンサー)
VTRでも「さくちゃん」とか愛されてましたよね。もう笑顔も素敵ですよね、中川さん。

(コメンテーター スポーツキャスター 中川 絵美里 氏)
いや、もう本当に誰もが好きになってしまう、この愛嬌の良さと謙虚さ、本当に応援したくなりますね。

(澤井 志帆 アナウンサー)
もう誰しもがちょっと虜になっちゃう、そんな力士だと感じます。さて、大相撲の番付は、こちら横綱、大関、関分け、そして小結となっていますが、12歳から相撲を始めた熱海富士は、2020年の11月場所で初土俵を踏むと、わずか2年後の2022年の3月場所で新十両に昇進しました。そして同じ年の11月場所で新入幕とトントン拍子に出世していきまして、ことしの3月場所で三役の小結に、そして今回、関分け昇進を果たしました。日本の相撲界には、こちら599人の力士がいるんですが、その中で横綱は2人、そして大関は3人、関分けは2人ということなので、この数字からも津川さん、熱海富士のすごさというのが伝わりますよね。

(レギュラー コメンテーター 津川 祥吾 氏)
そうですよね。やっぱり一場所15日やるので、8勝すると勝ち越しじゃないですか。ですから今のところまでは何とか上がれるんですけど、問題はここからですよね。大関、横綱に行くのはそれだけでは上がれないので、期待したいと思いますね。

(澤井 志帆 アナウンサー)
そうですよね。熱海富士はきょう、大関、横綱も次の昇進に意欲を見せているんですが、やはり次に目指すのは大関、昇進ですよね。その目安と言われているのがこちらなんです。三役で直近の3場所で33勝を上げること。これあくまで目安なんですが、熱海富士の直近の成績を見てみますと、ことしの1月場所は12勝。そして新小結びだった。先場所では横綱、大野里などを破り、9勝を上げています。ということは…今21勝ですよね。なので、あと12勝か…ということなんですよ。津川さんどうですか。

(レギュラー コメンテーター 津川 祥吾 氏)
3役でというところなので、1月が3役ではないので、また33勝ではひょっとして上がれないかもしれません。でも、そういった10番以上勝つのをずっと安定していくと十分可能性あるんじゃないでしょうかね。

(澤井 志帆 アナウンサー)
大関、昇進というのは総合的に判断されるということなので、それが絶対条件ではないということなんですが、やはり、県民としては大関の夢見たいですよね、中川さん。

(コメンテーター スポーツキャスター 中川 絵美里 氏)
いやもう、県勢初の幕内優勝、大関昇進、そして横綱昇進と全て叶えてもらいたいなという思いがあるんですけど、まずは5月場所、序盤から厳しい取り組みにはなると思うんですけれども、2桁勝てるように応援していきたいと思います。

(澤井 志帆 アナウンサー)
もうビッグドリームが見られるのは、もうすぐかもしれませんからね。