要潤「小栗さんとの間に『壁』を作って…」極限状態で挑んだ焼き討ちシーン、「公方様」への思いとは…『豊臣兄弟!』明智光秀コメント発表
現在放送中のNHK大河ドラマ「豊臣兄弟!」(NHK総合、日曜午後8時ほか)。
第十六回「覚悟の比叡山」の放送を終え、同ドラマで明智光秀を演じる要潤さんがコメントを発表しましたのでご紹介いたします。
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大河ドラマ第65作「豊臣兄弟!」で描くのは、戦国時代のど真ん中。強い絆で天下統一という偉業を成し遂げた豊臣兄弟の奇跡──夢と希望の下剋上サクセスストーリー!!
主人公は天下人の弟・豊臣秀長。
歴史にif(もしも)はないものの、『秀長が長生きしていれば豊臣家の天下は安泰だった』とまでいわしめた天下一の補佐役・秀長の目線で戦国時代をダイナミックに描く波乱万丈のエンターテインメント!
秀長を仲野太賀、秀吉を池松壮亮が演じ、脚本は八津弘幸、語りは安藤サクラが担当する。
明智光秀について
「豊臣兄弟!」で描かれる光秀は、どちらかといえば「陰」のキャラクターだと思います。
何かあると「自分が悪かったのではないか」と考えてしまう人物で、自分の願望を語ることもほとんどありません。
能動的に行動を起こすタイプには見えないですね。
「本能寺の変」に至るまでの振り幅が非常に大きいキャラクターでもあると感じています。
ただその中でも、公方様(足利義昭/尾上右近)のことは常に胸の内に抱えながら生きています。
公方様をお守りするという思いを、光秀の大きな幹として大切にしながら演じています。
比叡山焼き討ちシーンについて
このシーンでは、自分が今にも崩れてしまいそうになるのを、必死で支えているような感覚がありました。
信長(小栗旬)に命じられ、女子どもまで斬らなければならない。
でも、本当はこんなことをやりたくないという気持ちだけは、絶対に捨てずに演じようと思っていました。
藤吉郎(池松壮亮)に「こうするしかないのじゃ。こうするしか」と自分の本心をはき出しますが、そうすることでどうにか自分を保っていたのだと思います。
第16回は、本能寺の変につながる一つの大きな山場でした。
ただ、そこまでの道のりはまだ長く、これからもう一つ、二つと山が積み重なっていきます。
そして、本能寺に至る時には、それが富士山よりも大きな山となり、最終的にそれをドンと壊すことになるのだと思います。
信長との距離感について
信長の命令には絶対に従うという家臣団の中で、光秀はまだ答えが出ていない状態にいます。
集団の中では少し浮いた存在なので、音楽で例えるなら、あえて周りと同じ音にははまらないようにしています。
はっきりしない、あいまいな部分を奏でるようにしたいなと。
だから、勝どきをあげるときなど、みんなで「おお!」と殿に応える場面でも、あまり大きな声で叫ばないようにしています。
信長を演じる小栗さんとは、今回が初めての共演です。
信長を本当に深く考えていらっしゃって、一俳優としてとても尊敬しています。
ただ、本能寺の変が控えていることもあって、やはりどこかお互いに意識してしまいますね。
今作の撮影が終わるまでは、少し壁を作っているように思います(笑)。
撮影で、細かなところでのゆるみは絶対に出したくないですし、その点は小栗さんも意識されていると思います。
<第十六回のあらすじ>
浅井の忠臣・宮部継潤(ドンペイ)の調略を請け負った藤吉郎(池松壮亮)。
継潤は、藤吉郎の子を人質に寄越すなら織田につくという。

(『豊臣兄弟!』/(c)NHK)
子のない藤吉郎は、とも(宮澤エマ)の子を差し出そうとするが、ともは激怒。
困り果てた藤吉郎は、小一郎(仲野太賀)に説得を任せる。
