富山の中東ショック 重油不足で悩む温浴施設
中東情勢は緊迫した状況が続き、県内でも影響が広がっています。まずは、銭湯などへの影響です。舟橋村の温浴施設では燃料の「重油」が不足し、露天風呂を中止するなどの対応を取っています。記者リポートです。
記者
「広々とした空間で入浴を楽しむことができるこの露天風呂ですが、いまはそのお湯が張られていません。張り紙には、露天風呂などを閉鎖していると書かれています」
湯めごこち 島龍大支配人
「今まで通りの運用(使用量)だと休館をせざるを得ない状態になってきているので、大変苦渋の判断ではあるが、今は露天風呂とつぼ湯を休止して営業している」
この施設ではこの時期、1日あたり800リットルの重油を使用していますが、露天風呂などを休止することでおよそ300リットルを節約し、営業を続けています。一方、燃料を重油以外に切り替えるのはすぐには難しいといいます。
湯めごこち 島龍大支配人
「重油ボイラーでうちはやっているので、他のボイラーに切り替えるとしても工事が必要になるので、すぐにというのは難しい」
島支配人は、かき入れ時となる大型連休前までに露天風呂を再開したいとしていて、中東情勢が落ち着くことを願っています。
湯めごこち 島龍大支配人
「大きい露天風呂を楽しみに来ていただいているお客様もすごく多いので、日頃ご利用していただいているお客様には申し訳ない気持ちでいっぱい。大事なゴールデンウィークも控えていますので、その時には万全な状態でお客様をお迎えできるように、この状況を乗り越えたい」
一方、影響は銭湯にも広がっています。富山市月見町の開発鉱泉です。この銭湯では重油と薪を併用していますが、重油の価格は数年前と比べて大幅に上がっています。
開発鉱泉 相地薫さん
「リッター(あたりの価格)が3、4年前だと60円~70円だったのが、いま現在は132円まで上がっていて…」
温浴施設と違って銭湯は、自ら料金を定めることができないため、重油の値上がり分をすぐに価格へ転嫁することはできません。この銭湯では薪の使用を増やすことで、重油の使用量を1か月あたり2000リットルから1000リットルまで減らすなど対応を進めています。
開発鉱泉 相地薫さん
「薪を燃やしているが、薪を取りに行くのにもトラックを使ったりしているので、やっぱり早く中東情勢が収まってほしい」
