「骨粗鬆症(骨粗しょう症)」の初期症状・予防法はご存知ですか?医師が監修!

トマトが血圧や肌にもたらす具体的な効果とは?メディカルドック監修医が、高血圧予防や紫外線ダメージの抑制、栄養を効率よく摂るための調理法を詳しく解説します。

※この記事はメディカルドックにて『いちごなどに含まれる「葉酸の効果」とは?不足すると現れる症状も管理栄養士が解説!』と題して公開した記事を再編集して配信している記事となります。

監修管理栄養士:
都々地尾 ゆき(管理栄養士)

介護老人保健施設で給食管理や栄養管理業務等、約10年間従事しました。その後、管理栄養士の資格を取得し、現在は同施設で栄養ケアマネジメント業務やおやつレクを担当しています。日々の食事を楽しんでいただけるよう、心を込めてサポートしています。

「トマト」とは?

鮮やかな赤色が特徴の西洋野菜で、ナス科ナス属に分類されます。大玉からミニトマトまで大きさや形・色も様々で、世界中に1万種類以上あるといわれています。原産地は南米アンデスで、日本では生で食べることが多く、食卓に登場する機会の多い野菜です。トマトは一般に緑黄色野菜とされていますが、厚生労働省の基準では「可食部100g当たりカロテン(カロチン)含量が600μg以上の野菜」を緑黄色野菜と定義しています。トマトのカロテン含量は100gあたり600μg未満であるため本来は淡色野菜に分類されますが、1日の摂取量が多く、1食あたり120g以上食べられることが見込まれるため、例外的に緑黄色野菜に分類されています。

トマトの血圧に対する効果

高血圧の新規発症リスクを下げる

1日あたり、大きめのトマト1個(110g以上)を継続的に摂取した場合、新規高血圧の発症リスクが低下したという報告があります。

高めの血圧を下げる

トマトには「GABA」という成分が含まれており、血圧の上昇を抑える機能があると報告されています。

収縮期血圧の低下

1日15mgのリコピンを継続的に摂取すると、収縮期血圧が有意に低下したという研究結果が示されています。

トマトの肌に対する効果

紫外線から守る

トマトに含まれるリコピンは、強い抗酸化物質であるため、紫外線からの肌の赤みや炎症を抑える効果があると報告されています。

美肌効果

トマトに含まれるビタミンCは、たんぱく質であるコラーゲンの生成に関与しています。また、リコピンには、シミやそばかすを防ぐ効果も期待されています。

肌の健康を保つ

β-カロテンはプロビタミンAとも呼ばれ、必要な分だけビタミンAに変換されます。ビタミンAは肌のかさつきを防ぎ、皮膚の健康を保つのに役立ちます。

トマトの栄養素を効率的に摂取する方法

トマトと一緒に摂取すると効果を高める栄養素・食品

トマトに含まれるリコピンやβ-カロテンは、油と一緒に摂取することで吸収率が高まります。また、加熱調理することで、より効果的に摂取できるため、油で炒めたり、スープにしたりするのがおすすめです。

トマトの栄養効果を高める摂取タイミング

通常の生活(朝起きて夜寝る)を送っている方は、朝の摂取が一番吸収率が高いという報告があります。朝にトマトやトマトジュースを摂取することで、血中のリコピン濃度が上昇し、活性酸素の除去にも効果が期待されるため、朝食に摂取すると良いでしょう。また、摂取を避ける時間帯については具体的な報告はありませんでしたが、胃腸の弱い方や胃もたれしやすい方は、消化しにくい皮や種の部分は避け、大量摂取は控えると良いでしょう。

「トマトの効果」についてよくある質問

ここまでトマトの効果を紹介しました。ここでは「トマトの効果」についてよくある質問に、メディカルドック監修医がお答えします。

トマトは朝と夜どちらに食べると良いですか?

都々地尾 ゆき

リコピンに関しては、朝の方が吸収率が高く効果的であるといわれています。また、夜の摂取では睡眠の質が改善される可能性があるという報告もあるため、どちらが良いという明確な研究結果はまだありません。

トマトを食べ過ぎるとどんな症状が現れますか?

都々地尾 ゆき

下痢や消化不良、ごくまれにアレルギーのような症状が出ることがあります。

まとめ

トマトはリコピンやβーカロテンが豊富に含まれており、健康や美容に役立つ食材として注目されています。今のところはっきりとした研究結果がない部分もありますが、毎日継続的に摂取することでより効果を発揮します。また、摂り過ぎも注意が必要なため、バランスの良い食生活の一助として、トマトやトマトジュースを日々の食事に取り入れてみてください。

「トマト」と関連する病気

循環器系の病気

高血圧

心血管疾患

動脈硬化

免疫系の病気

悪性腫瘍


内分泌系の病気

糖尿病

婦人科の病気

骨粗鬆症

「トマト」と関連する症状

関連する症状

シミ

そばかす

肌荒れ

くすみ

血流改善

むくみ改善

下痢

便秘

疲労回復

仮性アレルギー

コレステロール改善

参考文献

「日本人の食事摂取基準(2025年版)」策定検討会報告書|厚生労働省

トマトまるごと まるわかり!|農林水産省

トマト|JAグループ