ただ大前提として、数百円高い程度なら気にしない男性の方が多いと感じています。それに安いメニューを注文したり、初デートを割り勘にしたからといって、男性が好きになるということはありません。

しかし、男性はお見合い1回あたり3000〜4000円ほどの出費になっており、婚活サービスを利用すれば何人もの女性に会っているため、デート代の合計負担額がそこそこ高額になっているのです。特に多くの女性に会ってる人気男性ほど、負担額は多いのです。

こうした点まで気配りして、絶対に男性より高いものを注文しない女性がライバルにいます。結婚後も働き続けたいという希望を持っている年収が高い女性もいますし、次のデートで「ご馳走様でした」と手土産を持参する女性もいます。

その中で比較されると、年収が高いわけではないのにホテルでケーキを頼む女性に、“不相応なほど贅沢が好きな女性”という印象を持つ男性もいるかもしれません。

◆「男性がおごるべき」派は、もう2〜3割

そもそも、社会全体では「男性がおごるべき」という前提が崩れてきています。

内閣府の調査では、「デートや食事のお金は男性が負担すべき」ということについて「そう思う」と答えたのは、30代=男性30.2%/女性20.5%、40代=男性32.6%/女性24.7%。男女とももはや少数派ですが、むしろ女性のほうが「男性負担」にこだわりがないようです(「令和4年度 性別による無意識の思い込みに関する調査研究」。回答者:20〜60代の未婚・既婚男女計10906人)

婚活サービスでは「男性負担」が推奨されているとはいえ、「金銭的にも男女が支え合う」というスタンスで臨むほうがよいのです。

◆「経済的にも助け合えそうな人」が結婚できる

婚活相談の仕事をしていると、女性からこんな質問をもらうことがあります。

「夜ご飯に行く約束をしたのですが、何円ぐらいの価格帯のお店がよいのでしょうか?」
迷ったら、価格帯が異なるお店を2〜3つ提案して、男性(おごる側)に選んでもらうとよいでしょう。

相手の立場に立って考える習慣がある人は、だいたい結婚していきます。信頼関係を築いて素敵な家族をつくるのでしょう。

一方で、相手からどう思われるかまで考えず、実家暮らしで年収が高くないのに趣味に「海外旅行」「ディズニーランドが好き」と書く女性もいます。

一緒にレジャーを楽しむための相手なら、友達で十分なのです。物価上昇して、相対的に貧しくなっていく現代において、大変な時も支え合っていける家族になれそうな相手かどうかを見定めようとする男性は増えています。

結婚は、男女とも相手の立場に立って考えることができるか、合わせることができるかは大事なポイントになってきます。

<文/菊乃>

【菊乃】
恋愛・婚活コンサルタント、コラムニスト。29歳まで手抜きと個性を取り違えていたダメ女。低レベルからの女磨き、婚活を綴ったブログが「分かりやすい」と人気になり独立。ご相談にくる方の約4割は一度も交際経験がない女性。著書「あなたの『そこ』がもったいない。」他4冊。Twitter:@koakumamt