「熱海五郎一座」製作会見を行った、左から渡辺正行、野呂佳代、沢口靖子、三宅裕司(撮影・中島郁夫)

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三宅裕司(74)が9日、座長を務める「熱海五郎一座」新橋演舞場シリーズ第12弾「仁義なきストライク〜弾かれた栄光と約束のテンフレーム〜」(5月31日〜6月24日、同所)の制作発表記者会見に登壇した。

伊東四朗のもとに集った「伊東四朗一座」の東京喜劇を伝承すべく、“伊東ならぬ熱海”“四朗ならぬ五郎”というシャレで命名して06年に旗揚げした。14年に新橋演舞場に進出し、毎年劇場を爆笑の渦に巻き込んでいる。

今作は「ボウリング業界の光と影」がテーマ。沢口靖子(60)と野呂佳代(42)をゲストに迎えるほか、22年目で初めて「助っ人」としてビビる大木(51)を投入する。

沢口は14年の新橋演舞場進出第1弾「天然女房のスパイ大作戦」以来のゲスト出演となる。沢口を“天然美人女優の大真打”と評する三宅は「何だ、この人と思うくらいおもしろいんですよ。沢口さんは舞台上で笑い出すと止まらなくなっちゃうんで、そこをどうフォローするか」と見どころ? を挙げた。

三宅によると、真面目な沢口は役作りのため、せりふに「ここはどういう気持ちですか」と確認してくるという。「ギャグに気持ちなんてないんですよ。でもそれギャグですとは言えないから、ギャグを言うための気持ちを説明するんですよ。そうすると、見事にそこにぴったりハマるギャグのせりふを真面目に言っていただけるので、そりゃおもしろいですよね」と、沢口と喜劇の相性の良さを語った。

沢口は「1回目に出演した時の私の試練は笑いをこらえることでした。本番もこらえきれず、座長の三宅さんの楽屋へ何度かざんげに行きました」と14年当時を振り返った。「『笑うのはお客さま。役者は笑ってはいけないんですよ』というお言葉をいただきまして。プロの厳しさを、身をもって学ばせていただきました。というわけで、前回は笑って怒られちゃいましたので、お稽古までにしっかり読み込んで、免疫を付けて臨みたいと思います」と話した。

今公演では「老朽したボウリング場にいる、訳ありの掃除のおばちゃん」役を演じる。劇中に代名詞の“科捜研”ネタは登場せず、白衣も着ないという。

渡辺正行(70)と小倉久寛(71)、春風亭昇太(66)、東貴博(56)、深沢邦之(59)も出席した。