見上愛&STAFFの公式Xより

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3月30日に放送をスタートしたNHK連続テレビ小説「風、薫る」が、いまいち人気がない状況だ。同作の初回視聴率は、朝ドラ史上でワースト2位タイとなる世帯平均14.9%(ビデオリサーチ調べ・関東地区、以下同)を記録。その後も視聴率は上がらず、初週は14%台でフィニッシュすることになりそうだ。

前作「ばけばけ」の初回は16.0%となり、かなり厳しいスタートになったことがわかる。なぜ、「風、薫る」は不人気なのだろうか? テレビ関係者は、運が悪かったと解説する。

「『ばけばけ』の人気が、クライマックスに向けて失速したのが原因です。最終回もさほど盛り上がらず、視聴率は15.5%ほど。『風、薫る』は、悪い形でバトンタッチしてしまいました。『あんぱん』の最終回は番組最高となる18.1%だったことを考えると、『風、薫る』がスタートダッシュに失敗したのは、前作『ばけばけ』のせいだと言えます」

不運な形でスタートした「風、薫る」だが、視聴率が悪いのは「ばけばけ」のせいだけではないようだ。内容にも問題が多くあると、テレビ関係者は明かす。

「見上愛さんと上坂樹里さんがダブル主演を務めていますが、ヒロインが2人なので展開がゴチャついている印象です。また、初週から見上さん演じる一ノ瀬りんが、次々と不幸に見舞われるシーンばかりで、陰鬱(いんうつ)としたストーリーになっています。住んでいる村でコレラの感染が拡大するのですが、コロナ禍を思い出す視聴者も多く、SNSでは悲痛な感想が多く書き込まれました。しかも、第4回ではりんの父・信右衛門が伝染病で急死します。上坂が演じるもう一人のヒロインも悲惨な生い立ちを持つキャラで、暗いストーリーが続いて視聴者離れが早くも起きています」

そんな「風、薫る」だが、今後も視聴率は低下しそうで、このままだと全話平均で歴代最低視聴率となった「おむすび」の期間平均13.1%を下回る可能性があると言われる。

「『風、薫る』は、ヒロインの2人が明治時代に看護の道を切り拓いた姿を描く作品です。そのため、今後も病に苦しむ人が多く登場する様子で、離脱者がどんどん増えそうです。朝ドラは、ここ最近の傾向として悲惨な描写は視聴者から受けない傾向にあります。『あんぱん』も、戦争を描いた週は賛否両論を集めましたからね。『風、薫る』は、初っ端から暗い話ばかりになっているので、作品としてのイメージが悪くなっています」(民放関係者)

まだ放送がスタートしたばかりの『風、薫る』だが、なんとか視聴率を盛り返せるのだろうか。