大竹まことがパーソナリティを務める「大竹まことゴールデンラジオ」(文化放送・月曜日~金曜日11時30分~15時)、4月1日の放送に、放送作家でタレントのダンカンが出演した。芸能事務所(株式会社TAP)の専務となった現在のことや、3月30日に発売した、鈴木おさむとの共著『でも大丈夫 それでも僕らは生きていく』のことなどを語った。

大竹まこと「(前回の番組出演から)13年か。早いなあ。まだ阪神(タイガース)ファン?」

ダンカン「今シーズンも東京ドーム、行ってきましたよ。スコアもつけますし。調子が良くてうれしい限りです」

大竹「いまの阪神はすごいね。ダンカンが年中行っていたころはけっこう負けていた?」

ダンカン「15年間で最下位10回、5位2回、4位2回、Aクラスが1回、という暗黒の時代でした。甲子園球場の外、タバコを吸えるところで吸って、みんな悔し涙を流していました。そういうことがあったから、いま強くなって何倍もうれしい、というのもあります」

大竹「ダンカンもいろいろな目に遭ってきて」

ダンカン「ひどい目に遭ってきましたよ(笑)。俺ら、50年ぐらいやらせてもらっていて。熱湯風呂でアッチい、アッチい、と言っていた男が専務や社長になっているわけです」

水谷加奈「いま芸能事務所の専務なんですよね?」

ダンカン「そうですよ。TAPの専務のダンカンです(名刺を差し出す)」

大竹「(つまみ)枝豆が社長?」

ダンカン「はい。(名刺の)裏にウチのタレント、書いてありますから。よろしくお願いします。だって、ある日、(ビート)たけしさんが独立する、と言って。『おまえら、あとは任せるよ』と。任せると言われてもなあ、と。その2日後ぐらいにスポーツ新聞の芸能面を見たら、ゴルフ場でマスコミにコメントしたんでしょうね。『次は枝豆社長、ダンカン専務で任せたから』と。そこで初めて知るわけです」

大竹「それまで知らなかったんだ。でも最初は、たけしさんへの憧れやいろいろな思いがあって事務所に入ったんだよね。そこが袂を分かつ、ということに不満はなかった?」

ダンカン「なかったんです。我々(事務所の仲間)がずっとたけしさんに迷惑をかけていたのは間違いない。人生の時間は決まっている、たけしさんには好きなことをしていただいて、こちらはこちらでがんばらなければ、と。仕事はちゃんとしていますよ。最近、ドラマや映画の仕事が多いので、セリフをおぼえなければいけません」

大竹「今回の本(販売中『でも大丈夫 それでも僕らは生きていく』)は鈴木おさむさんと対談なんかをしてできた?」

ダンカン「はい。世の中の皆さんは普通に生活しているように見えても、どこかしら悩みや心配を抱えていると思うんですね。SNSの誹謗中傷、NISAで将来どうする、家族や介護の問題など。でも人間って角度を変えてから見たら、じつは不幸ではなく幸せになれるんだよ、というようなヒントを(語った)。鈴木くんは50ちょっとで僕が60代。違う世代同士で、次の世代にメッセージを送っておきたいな、ということです」

大竹「鈴木さんとはどう知り合ったの?」

ダンカン「ほとんど会ってはいなかったんです。僕が1回、鈴木くんのラジオに行ったぐらい。誰かと本をつくろう、となって。鈴木くんが、僕の次の世代の放送作家で、若者を引っ張った、というところがある。俺は俺で『(天才・たけしの)元気が出るテレビ!!』や『(ビートたけしの)お笑いウルトラクイズ』などをつくって、それなりにお茶の間を楽しませた自負がある。深い関係だったわけではないけど、1年間、いろいろなところに行って。心の中では深いつながりになってきています」