Enfants、徒然書簡、Gum-9、MIGHTY HOPE…...次世代ライブハウスに聞いた“今イチオシ”のアーティスト

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【特集:いま知りたい人、聴きたい音楽】

 リアルサウンドでは、昨年に引き続き「いま知りたい人、聴きたい音楽」と題した新人特集を展開中。そこで、2020年以降にオープンした新鋭が蠢くライブハウスに、今ライブがアツいと思うアーティストについてのアンケートを実施。日々、新たな才能と向き合っている現場スタッフたちのリアルな“イチオシの声”をお届けする。(編集部)

(関連:次世代ライブハウスに聞いた“今イチオシ”のアーティスト

【渋谷】TOKIO TOKYO 代表 橋本登希男

■Enfants

Enfantsの作る世界が好きです。楽曲が、映像が、ライブが、言葉が、心に刺さったり、じんわり沁みてきたり、どろっと流れ込んできたりします。voの大くん(松本大)は間違いなく傑物の類です。大屋さん、中原さん、伊藤さんたち演奏陣の風格もえげつないです。ライブはバンドの存在感がひしひしと伝わって、数十分が一瞬で過ぎ去ります。絶対今一番ライブを見た方がいいアーティストです。

■Grape Kiki

最近特に、出すクリエイティブの世界観がユニークかつ強烈になっている“Grape Kiki”。孤独や怒り、羨望などさまざまなネガティブを美しく、キャッチーに昇華しているエンドウアンリによるソロプロジェクト。本当にトラックとギターリフを作るのが天才的。中毒性抜群の楽曲、堪能してください。彼の作る世界に救われる人は絶対います。

■鋭児

気が狂ってる人たちが、血が沸騰してるんじゃないかと思うようなライブをしてます。2025年10月に活動休止から復帰をしたオルタナティブロックバンド“鋭児”。彼らの魅力は全部ライブに詰まってます。歌と演奏の求心力、何かが起こると期待してしまう立ち姿、憎めない点でダメな人間性。どうにもならないかもしれないけど、もしかしたら世界を変えてくれるんじゃないかと思い続けてしまうバンド、鋭児。すっごい期待しちゃうんです。

TOKIO TOKYO住所:東京都渋谷区宇田川町3-7-B1公式サイト:https://tokio.world/

【渋谷】SHIBUYA FOWS 代表 湯浅晃平

■徒然書簡

コンポーザーふたりが手掛ける、文芸味のあるタイトル・歌詞と、その詩的な世界観をキャッチーなメロディからなる緻密な楽曲が演出するポップスロックバンド。アルバムごとに見せる顔が変わるところがオススメポイント。休符が心地よいリズム隊、そのうえで遊ぶように飛び交うギターとキーボードのメロディーにボーカルの透き通る歌声が溶け込んでいく。そんな洗練されたアンサンブルに、FOWSのライブではLEDビジョンを使った映像演出でさらに没入感が生まれる。是非体験してほしい。

SHIBUYA FOWS住所:東京都渋谷区宇田川町12-7 渋谷エメラルドビル B1F公式サイト:https://shibuya-fows.jp/

【下北沢】Flowers Loft じゃいあん(ex. 渋谷乙-kinoto- 店長)、ヨコミゾエリ(ロフトプロジェクト)

■Gum-9

今年で活動9年目のGum-9との出会いは彼らがこれまで活動を拠点としてきた下北沢。きっかけは全く覚えてないけれどよく目にする名前で、気がついたらよくライブハウスで会うバンドで、そういうバンドがこのたくさんのバンドマンが蔓延る下北沢なんかではすごく大切なのだと改めて思う。彼らの音楽性としては恋愛観をテーマとした楽曲が多いが、彼らの人柄からなんだかイコールにならない違和感があるからGum-9は面白いし、SNSやライブならではのこの感覚、温度感はこういうライブバンドがいるからライブハウスを面白くしてくれるとも心底思える。Fromライブハウス代表として、どんどんGum-9の名前をこの音楽業界に広めていってほしい。

■Shawoo

結成から2年未満の大型新人代表。初めて見た時の衝撃と、自分の「とんでもないのが出てきた」という感覚はいまだに忘れられない。ストレートで飾らない楽曲と世界観、ボーカル八大の目に映る日常から紡ぐ言葉、そしてずば抜けた歌唱力。バンドとして日々悩んで苦しんで、今時かと言われるとちょっと違うかもしれないけれども、このバンドが売れたらこの音楽業界もまだまだ面白いなと個人的に思っている。こういうバンドが突如現れるからやはりライブハウスの日々のリアルからは目を離していけないと、長年ライブハウスにいる自分にとっても気が引き締まるような出会いだった。Shawooのライブを一度見たらきっと自分が言いたいことが理解できると思う、Shawooを知らない今こそ、もったいないのだ。

■鎌野愛

ハイスイノナサのボーカル・キーボードとして出会ったのがきっかけです。現在もösterreichにてボーカルとして精力的に活動をしている彼女ですが、並行して自身のソロプロジェクトを続けています。そのソロライブが素晴らしいので今回ご紹介したいと思いました。キーボードと声をその場で録音・ループ・積み重ねて曲が進んでいく“生”の楽曲構築が、彼女の透き通った声と世界観にとてもマッチしており、ただただ美しい音楽に出会えて、ここ最近ではあまり感じることの出来ない多幸感を感じました。このMVの楽曲もライブでやっていて、もう少しシンプルですが本当にこれです。ぜひ現場で体感してみて欲しいです。

Flowers Loft じゃいあん(ex. 渋谷乙-kinoto- 店長)、ヨコミゾエリ(ロフトプロジェクト)住所:東京都世田谷区北沢2丁目24-5 B1F SHIMOKITA FRONT公式サイト:https://www.loft-prj.co.jp/schedule/flowersloft

【横浜】横浜BuzzFront 店長 有馬

■MIGHTY HOPE

BuzzFrontで働き始めた当初、イベントに誘うべくたくさんのアーティストを探していた中でビビッと来たバンドのひとつです。メンバーの好きな音楽を自分達らしくキャッチーに、そしてバンドサウンドという枠に捉われないアレンジで仕上げた楽曲達は必聴。作品ごとにどんどん成長し、同様にライブもタフになっており、これからもっとたくさんの人に自分達を届けられるバンドだと感じております。そして見た目とは裏腹にめちゃくちゃポップに話してくれるメンバー達も最高に魅力的です!

■ペドウィンズ

くるり、スーパーカー、サニーデイ・サービス等の影響を感じる、メロディーや歌詞を大切にした楽曲がとても魅力的な4人組バンド。優しく響かせる歌と演奏と、しっかり練られた丁寧なコーラスワーク。休日の午前中に家事でもしながら聴きたくなるような、日々に寄り添う音楽。お客さんを盛り上げられるバンドが正義……とまでは言いませんが、そんな風潮がなきにしもあらずの時代に、目に見える盛り上がりはなくとも、大きい音で良い音楽を聴けるだけでも充分幸せなんだな、と思わせてくれるバンドです。

■Raymond

横浜・横須賀、いわゆるベイエリアを根城に活動中の6人組バンド。アシッドジャズ・ファンク・プログレ・R&B等々、難解なジャンルをポップに仕上げてフロアを揺らし、全員主役の演奏で音楽好きもライブ好きも間違いなくニッコリです。ここ最近メンバー編成が変わり(ベーシストが加入し、前ベーシストがギターにコンバート!)、楽曲・ライブともに更にパワーアップすること間違いなし!!ここから更に全国各地を飛び回りたいとのことなので、是非オファーをお願いします(笑)!

横浜BuzzFront住所:神奈川県横浜市西区北幸2-7-10 高見澤ビルディングB1F公式サイト:https://buzzfront.net/