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平野歩夢氏をブランドアンバサダーに起用

ジープのコンパクト・レンジを受け持つ『アベンジャー』に、48Vハイブリッド・システムを採用したAWDの『4xeハイブリッド』が加わった。

【画像】待望のAWDハイブリッドモデル!ジープ・ベンジャー4xeハイブリッド 全59枚

4xeは『フォー・バイ・イー』と称される。日常で扱いやすいサイズの都市型コンパクトSUVでありながら、BEVモデルに較べジープならではの走破性と機動性を備えたことが特徴だ。


スノーボーダーの平野歩夢氏(右)がジープのブランドアンバサダーに起用されたことを発表。    上野和秀

2026年はジープ発売85周年を迎え、既存のオフロード、アウトドア・キャンプ愛好家に加え、都市生活者を新たなターゲットと定めた。そこで投入されたのが、本物を貫き、情熱を失わず、冒険心を忘れないジープの信条を受け継ぐコンパクトSUVのアベンジャー4xeハイブリッドだ。

3月5日に都内で行われたプレス発表会では、スノーボーダーの平野歩夢氏がジープのブランドアンバサダーに起用されたことが解禁された。会場には本人も姿を見せ、同モデルの日本デビューを祝った。

なお、平野氏の愛車はジープ・ラングラー。ジープのブランドアンバサダーになったことを喜び、プロモーション・ビデオ撮影時のエピソードを披露してくれた。

1.2L 3気筒ターボエンジンと2基の電動モーターによるAWD

アベンジャーはジープのコンパクト・バッテリーEV(BEV)モデルとして2022年のパリサロンでデビューし、2024年に日本導入。

このたび新たに1.2L3気筒ターボエンジンと2基の電動モーターを前後に配するジープ初となる48Vハイブリッド・システムを採用した『4xeハイブリッド』が日本市場のラインナップに加わった。


1199ccの直3ターボエンジンを最適化。統合最高出力は145psとなる。    上野和秀

エンジンは最近のステランティスで標準ユニットとなった感のある1199ccの直列3気筒DOHCターボエンジンを最適化して採用。ここにフロントへ15.6kW/21ps、リアに21kW/29psを発揮する電動モーターを組み合わせ、統合最高出力は145psを発揮。前後トルク配分は最大で50:50となる。

フロントの電動モーターは6速DCTギアボックスに組み込まれ、前輪をアシストする。後軸は電動モーターのみで駆動され、22.7:1のリデューサーを採用し、後輪側で193.7kg-m相当のトルクを発揮。

これにより砂利道で最大40%の登坂性能を実現し、前輪のグリップが完全に失われれた状態でも最大20%の勾配を走破できるという。

マイルド・ハイブリッドとして開発されたことから、約30km/hまで電動モーターで走行が可能。ブレーキング時はモーターで回生した電力を走行用バッテリーにチャージされる。高速道路での巡行時や下り坂でスロットルを離した状態では、エンジンが停止したコースティング走行が可能となっている。

セレクテレインと呼ばれる4つのドライブモード

オフロード性能を重視しているだけに、セレクテレインと呼ばれる4つのドライブモードが備わる。パワーとスロットル・レスポンスを重視したスポーツ、ノーマルは前輪駆動で30km/hまで電動モーターで走行可能。

30km/hまで常時AWDで、90km/hまではオンデマンドAWDとされ、それぞれの路面に最適化されたスノーとサンド/マッドの4つのモードをセレクトできる。また、滑りやすいオフロードの急坂を下るときに一定の低速走行を保つヒルディセントコントロールも標準で備わる。

リアサスペンションはAWD化に伴い一新。アームに軽量高剛性のアルミ押し出し材を用いたマルチリンク式を採用し、走行安定性を高めた。リアのロアーアームにはラバー塗装が施され、飛び石によるダメージをガード。このほかエンジン下にはスティール製の強固なアンダーカバーが取り付けられ、オフロード走行時に床下を守る。

タイヤはマッド&スノーに対応するオールシーズン・タイプが標準で組まれる。あわせて最低地上高はBEVモデルより10mm高めた210mmとし、ジープの名に恥じぬ高い走破性を確保している。

エクステリアはワイルドな仕立てに

スクエアで彫刻的なスタイルはBEV版に準じるが、AWDとなり悪路での走破性を高めるためフロントとリアのアプローチアングルを確保するため、スカート回りがリデザインされた。

バンパー先端下部には傷防止加工が施されている。あらたに様々なアウトドアグッズを搭載できるルーフバーが標準で備わる。


アヴェンジャー4xeハイブリッドの価格は499万円。ローンチ・エディションは100台限定で509万円だ。    上野和秀

全長はBEVモデルに較べ15mm延長された4120mmとなり、全幅は1775mmで変わらない。全高はルーフバーが付けられたことにより5mm高い1600mmとなった。最低地上高は10mm高められた210mmとされ、悪路での走破性を高めた。車両重量はBEVモデルより90kg軽い1480kgと発表された。

注目したいのは悪路での高いトラクション性能を確保したことから、スタックした車両を助けることができる本格的な牽引フックがリアに標準装備されたことだ。

4xeハイブリッドは渡河性能を400mm確保している。これにちなんでフロントバンパーには水深400mmとなる目盛の位置にジープ・ダックがモールドされ、走破性能の高さをユーモラスに誇示している。

インテリアにはオフロード走行に求められる耐久性と、汚れを簡単に落とせる『ウォッシャブルシート』が採用された。

お得意の『隠れキャラ』も健在

ジープお得意の『隠れキャラ』も4xeハイブリッドに健在だ。フロントやリアのウインドウのほか、リアゲート・トリム、ルーフなどに仕込まれている。どこにいるか是非探してほしい。

オフロード性能を向上させただけではなく、先進の運転支援装備も受け継がれた。自動運転レベル2のアダプティブ・クルーズコントロールを始め、レーンポジション・アシスト、衝突被害軽減ブレーキシステム、前面衝突警報、レーンキープ・アシスト、ドライバー・アテンションアラートなどを備える。

ジープ史上最もコンパクトでありながら広い室内を確保した『アベンジャー4xeハイブリッド』の価格は499万円と発表。BEVモデルのアルティテュードに較べ81万円安く、購入しやすい金額に設定された。

バリエーションとしてサンルーフと18インチホイールを備え、スタイリッシュさと開放感を高めた『スタイルバック』仕様も用意される。こちらは517万円と発表された。

また、日本導入を記念して『ローンチ・エディション』が100台限定で発売される。ボディカラーはスノーCC(ホワイト)にブラックのルーフというコーデとなる。

このほかエンジンフードデカール、フロント・ロワ―グリルにグリーンのアクセントが施され、センターコンソールには4xeロゴ入りの折り畳み式カバーが備わる。価格は509万円だ。

ジープ・アベンジャー4xeハイブリッドのスペック

全長×全幅×全高:4120×1775×1600mm
ホイールベース:2560mm
トレッド:F1540 R1530mm
車両重量:1480kg
エンジン形式:直列3気筒DOHCターボ
ボア×ストローク:75.0×90.5mm
排気量:1199cc
ICE最高出力:136ps/5500rpm
ICE最大トルク:23.5kg-m/1750rpm
フロントモーター最高出力:15.6kW(21ps)
リアモーター最高出力:21.0kW(29ps)
統合最高出力:145ps
動力用主電池:リチウムイオン 20Ah
燃料タンク容量:45L
ギアボックス:6速DCT AT
サスペンション:F マクファーソン・ストラット R マルチリンク
タイヤ:F&R215/60R17 96H
最高速度:194km/h
燃料消費率(WLTCモード):19.0km/L
価格:499万円


ジープ・アベンジャー4xeハイブリッド    上野和秀