スゴイルーフ&ボンネット採用!

写真拡大

スゴイルーフ採用!

 日産の欧州法人は2026年1月26日、パリのクリーンエネルギー国際デーに合わせて、ソーラーパネルを装着した「アリアコンセプト」を発表しました。

 ベースとなる「アリア」は、クロスオーバーSUV型のバッテリー式電気自動車(BEV)です。BEV専用プラットフォームにスタイリッシュなデザインや先進の安全運転支援機能を組み合わせ、2020年に発表、2021年に発売されました。

【画像】超カッコいい! これが日産の「“新”SUV」です! 画像で見る(88枚)

 ボディサイズは全長4595mm×全幅1850mm×全高1655mmとトヨタ「RAV4」ほどのサイズ感。ホイールベースは2775mmです。パワートレインは2種類のバッテリー容量と2種類の駆動方式の組み合わせからユーザーのニーズに合わせて選べるようになっています。

 2025年12月のマイナーチェンジでフロントマスクなどが変わりましたが、今回発表されたアリアコンセプトは、それ以前のモデルがベースになっており、ドバイにある先進製品企画チームとバルセロナにあるパワートレイン企画チームのエンジニアによって開発されました。

 特徴は、ボンネット、ルーフ、テールゲートに3.8平方mの高効率ソーラーパネルを搭載している点です。このソーラーパネルはポリマーとガラスをベースとする構造で、太陽光を直流電力に変換し、エネルギー利用の最適化を図ります。実走行テストを通じて性能検証が行われ、理想的な条件下では1日あたり最大23kmの追加走行が可能になることが確認されました。

 日照条件の異なる世界各都市の年間平均データをもとに算出すると、1日あたりの追加走行距離はドバイで21.2km、ニューデリーで18.9km、バルセロナで17.6km、雨の多いロンドンで10.2kmと想定されます。差はあるものの、日常利用において一定の効果を期待できることが示されました。

 また、使用状況に応じて充電頻度を35〜65%削減できるとし、オランダ・バルセロナ間の1550km長距離テストでは、年間6000kmを通勤で走行するユーザーの場合、年間充電回数を23回から8回に減らすことができることが実証されました。

 アリアコンセプトは量産モデルではありませんが、太陽光という再生可能エネルギーを車両に直接取り込むアプローチは、電動モビリティの新たな可能性を示すものです。日産は今回の取り組みを通じて、持続可能なエネルギー活用と電動化のさらなる融合を提案していく考えです。