吉村紗也香&高梨沙羅  北海道が生んだ二人の凛々しきヒロインの気になる″これからの道″

写真拡大 (全3枚)

ヒロイン二人の重責と今後

初出場のプレッシャーが、司令塔・吉村紗也香(34)に重くのしかかった。

ミラノ・コルティナ五輪のカーリング女子に出場した世界ランキング5位のフォルティウスが、10チーム総当たり戦となる1次リーグの前半6試合で5敗を喫し、敗退濃厚となった。

「世界ランキング1位のスイス相手に勝利を収めていることからもわかるように、国内での代表争いで見せたようなパフォーマンスさえ発揮すれば、メダルに届くだけの実力を持っている。しかし今大会では、普段なら見ることのない勝負所でのミスショットが目立った。大舞台での経験の少なさが、形となって表れたのです。過去2大会でメダルを獲得しているロコ・ソラーレと比べられるのは気の毒ですが、少なくとも、本来のフォルティウスの実力は発揮されませんでした」(現地で取材するスポーツ紙記者)

次回のフランスアルプス五輪が開催される’30年、吉村は38歳と、アスリートとしてはベテランの域に達する。世代交代の必要性も叫ばれているが……。

「フォルティウスの小笠原歩監督(47)も、41歳まで現役を続けた。吉村はかねてより、『(現在2歳の)自分の子供に競技に取り組んでいる姿を見てほしい』と話しています。フランスアルプス五輪で、大きくなった子供に勇姿を見せるチャンスを諦(あきら)めるとは思えません」(同前)

吉村と同じ北海道出身で、自身4大会目となる五輪に挑戦したスキージャンプ高梨沙羅(29)は、混合団体で2大会ぶりとなる銅メダルを獲得し、涙を流した。

「前回の北京五輪の混合団体で、高梨はスーツの規定違反により失格となり、悔し涙を流しました。一時は引退を考えたといいますが、『辞めて償(つぐな)えるものではない』と現役続行を決断。今大会は見事メダルに貢献し、悔し涙を嬉し涙に変えてみせた。長らく日本スキージャンプ界を牽引してきた彼女の覚悟と努力が報われた瞬間でした」(現地を取材するスポーツジャーナリスト)

一方、個人成績はノーマルヒル13位、ラージヒル16位と振るわず。本人は「まだまだ頑張り続けたい」と競技生活続行に前向きだが、スポーツ番組を担当するキー局幹部は「引退後のキャリアも保証されている」と太鼓判を押す。

「キー局はこぞって、高梨をスポーツキャスターとして起用しようと画策しています。アスリートとしての実績は申し分ありません。『私にとってはモチベーター』と語るメイク技術に裏打ちされた華もあり、インスタのフォロワー40万人超えの影響力もある。″第二の石川佳純″になり得る逸材です。

すでにカメラブランド『Insta360』など複数社のアンバサダーを務めたり、資生堂の日焼け止めブランド『アネッサ』とスポンサー契約を締結したりと競技外でも大活躍。引退後はさらに引っ張りダコとなるでしょう」(キー局関係者)

4年に一度の死闘を戦い抜いた二人のヒロインには、明るい未来が待っている。

『FRIDAY』2026年3月6日号より