将棋の「囲碁将棋チャンネル ALSOK杯第75期王将戦七番勝負」第4局で、藤井聡太王将(竜王、名人、王位、棋聖、棋王、23)が見せた“投了直前の姿”がファンの間で話題となっている。

【映像】くるくると扇子を飛ばす一部始終

 研究パートナーでもある永瀬拓矢九段(33)とのシリーズ第4戦は、中終盤で藤井王将が苦境に立たされる展開となった。最終盤、敗北を覚悟したのか、藤井王将は対局中に脱いでいた羽織を再び着用。身なりを整え、投了の準備に入ったかと思われたその時だった。

 手にした扇子を、手持ち無沙汰にくるくると回し始めたのである。視線は盤上へと向けられていたものの、深く読みを入れている様子はなく悔しげな表情。いつもの冷静な姿とは違うその様子に、中継を見ていたファンもざわついた。

 ABEMAのコメント欄では、そのうつろな様子に「魂が抜けてる」「扇子くるくるー」と驚く声が続出。あからさまに悔しさを滲ませる姿に「気持ちを静めようとしてる」「しょんぼり…」「あかん扇子で遊び出した」と、動揺を隠せない様子の藤井王将を心配するコメントが相次いだ。

 「ほんと、どうしたんだろう」「反省中?」といった声のほか、「なかなかショックです」と、絶対王者が見せた珍しい姿にファンも衝撃を受けた様子。永瀬九段との激闘の裏で垣間見えた、人間味あふれる一幕がファンの話題となった。

 一方、勝利し初の王将奪取に“王手”をかけた永瀬九段。解説の深浦康市九段(54)は、「後手番ながら対角換わりの作戦がうまく行って、少しずつ良くなっていったのが印象的だった」と総括。「角換わりで藤井王将を圧倒したいという永瀬挑戦者の意気込みを実現するような駒運びで、見事な将棋だった」とコメントしていた。
(ABEMA/将棋チャンネルより)