YouTubeチャンネル「マイキーの非道徳な社会学」が、『【第4章 通貨と資源】通貨覇権の分散が始まる。2026年の為替と投資戦略の全体像について解説【マイキー佐野 経済学】』と題した動画を公開した。本動画では、実業家のマイキー佐野氏が数百に及ぶ金融機関レポートを横断的に分析し、2026年を見据えた市場環境を整理している。

動画の軸となるのは、クレジット、コモディティ、為替という三つの市場である。クレジット市場について佐野氏は、表面的な利回りの高さとは裏腹に、国債との利回り差が極めて限定的である点を強調する。価格はすでに割高圏にあり、AI関連投資やM&Aの活発化による社債供給の増加が、リスク要因として重なっているという認識だ。こうした環境下では、市場全体への一律な視点ではなく、個別の質を見極める姿勢が問われると語られる。

コモディティ市場では、「攻めのインフラ、守りのゴールド」という整理が提示される。ゴールドは中央銀行の脱ドル志向や地政学リスクを背景に、通貨的な役割を強めつつある。一方、銅やアルミといった産業用金属は、AIインフラや電力網整備の進展と不可分の存在として、需給構造の変化が注視されている。

為替市場では、ドル一強構造の揺らぎが最大の論点となる。金融機関の多くがドル安を想定し、その受け皿としてユーロや日本円、新興国通貨が挙げられている点は象徴的である。為替は経済指標だけでなく政治要因の影響を強く受ける市場であり、その不確実性自体がテーマとして浮かび上がる。

今回の動画は、2026年を展望する上で、市場全体の方向性と同時に判断の難易度が高まる現実を示しており、変化の構造を俯瞰したい読者にとって整理の手がかりとなる内容となっている。

チャンネル情報

マイキー佐野です経済・金融・投資・経営・最新の研究やニュースなど様々なテーマについて、ズバズバ切り込んで話していきます〜2021年より最新の学術理論、経営学、経済学、社会学を紹介するYouTube「マイキーの非道徳な社会学」を開始現在はアカデミズム関係者・経営者・投資家・学生が参加するビジネススクールも運営