Image: JAXA

宇宙でもフルーティに。

2025年10月26日、新型宇宙ステーション補給機1号機「HTV-X1」が種子島宇宙センターからISSへ打ち上げられました。30日には無事にISSへの結合に成功しています。おめでとう!

補給機であるHTV-X1には、宇宙実験等「きぼう」のシステム品、酸素・水など様々な物資が搭載されています。宇宙食も入っていますよ。

そんななか、今回は生鮮食品も届けられました。宇宙食ではなく、「生」の食品です。

飛行士のストレス緩和や、日本のプレゼンス向上

宇宙に飛び立った名誉ある食品は、りんご、トマト、和梨(王秋、新興)、温州みかんの4品目5品種。調理性、安全性、保存性、残渣の少なさなど、厳しい要件を乗り越えた選抜メンバーです。

生鮮食品を宇宙に届ける主な目的は、長期滞在する宇宙飛行士のメンタルケアやパフォーマンス向上。また、日本の国産食品をISSにおいて認知してもらうことで、日本の存在感にも寄与できればといったところです。

生鮮食品の宇宙への輸送は今回が初めてではなく、HTV-X1の前モデルにあたる「こうのとり(HTV)」の頃から行われてきました。温州みかんは、なんと過去5回も輸送されたことがあるそうですよ(産地は異なる)。

今回打ち上げられたHTV-X1は、2009年から2020年までISSに物資を輸送していた「こうのとり」の後継機にあたります。約6トンもの貨物を運搬可能で、地球からの輸送だけでなくISSからの不要物回収、さらに回収後は軌道上にて3ヶ月間の技術実証ミッションも行う予定です。

自分たちが育てた作物が、宇宙に飛び立っていく。そんな農家さんたちの気持ちを思うと、土と宇宙をつなぐはるかなるロマンを感じませんか?

Source: JAXA