そんなの”アリ!? ”激痛と騒音が襲う 耳の中に「ムシ」!! 昆虫が活発な夏の時期、就寝中に侵入するケース 「動きが素早いあのムシ」や「脚がたくさんあるムシ」も【画像注意】
耳のトラブルのひとつに耳の中に異物が入る「外耳道異物」があります。
【写真を見る】そんなの”アリ!? ”激痛と騒音が襲う 耳の中に「ムシ」!! 昆虫が活発な夏の時期、就寝中に侵入するケース 「動きが素早いあのムシ」や「脚がたくさんあるムシ」も【画像注意】
例えば、耳掃除中に「耳かきの棒が折れて、取り出せない」や「子どもが耳の中におもちゃを詰め込んだ」というケースがそうですが、夏の時期に耳の中に「侵入」してくる「異物」があるそうです。
それは、なんと「ムシ」です。
なぜムシが耳に侵入してくるのか?どう対処したらいいのか?
川崎医科大学附属病院、耳鼻咽喉・頭頸部外科の假谷伸教授に話を聞きました。
ーなぜ、耳の中にムシが侵入してくるのですか
假谷伸教授(川崎医科大学附属病院 耳鼻咽喉・頭頸部外科)
「特に夏場は多いですね、ムシが増えますので。いわゆる「衛生害虫」(=人や家畜に病気を媒介したり、被害を与える)という「アリ」をはじめとした小さいムシです」
なぜ「耳の中にムシ」が侵入?
耳の中はムシにとって、狭く・隠れることができる居心地の良い環境のため、侵入してくるというのです。
では、どのような時に侵入してくるケースが多いのでしょうか?
「よくあるケースが”寝ている時”気が付かぬ間にムシが耳の中に侵入してきます」
そして、突然の激痛と大きな音に驚き、目覚めるというのです。
これは”ムシ”できない状況です…。
「耳の中でムシが動き回るので、強い痛みが生じます。さらに、鼓膜の表面をムシがガサガサとさわるので、ものすごく大きな音がします。夜中に飛び起きて、救急外来に飛び込んできた方もいます」
ムシが暴れて耳に痛み、対応策は?
ームシが耳の中に侵入してきたら、どう対処したらいいのでしょうか
假谷伸教授(川崎医科大学附属病院 耳鼻咽喉・頭頸部外科)
「自分ではどうしようもできません。侵入してきたムシを取り出すしか方法はありませんが、なかなかムシに出てきてくれと言っても、出てきてはくれないので、耳鼻科を受診していただいて、医師が取り出す作業をする必要があります」
耳に入ったムシを取り出すには「耳鼻咽喉科」へ
假谷伸教授(川崎医科大学附属病院 耳鼻咽喉・頭頸部外科)
「耳の中にいるムシを取り出すには、耳鼻科でなければ対応が難しいです。夜間の場合、耳鼻科の医師が常駐する救急外来は少ないため、まずは市販の痛み止め薬で対応し、最寄の耳鼻科の診療時間に受診してください」
耳の中にムシの侵入を防ぐ根本的な予防策はないとした上で、屋内でムシを見かける場合は特に注意するよう假谷教授は呼びかけています。
「マンションなど気密性の高い住宅は室内でムシを見る機会が少ないかもしれませんが、木造の家屋や山林が近い地域などで生活している人は、寝室に防虫対策などが必要です」
耳の中に侵入してくるムシは、ガ、ハチ、ハエ、コガネムシ、ムカデ【画像②】、など様々なものがいるそうです。中には、「ゴキブリ」のケースも…
【画像】耳の中で見つかった「ゴキブリ」など、侵入したムシ【閲覧注意】
自分でムシを耳から取り出そうとすると、ムシは前にしか進むことができないため、逃げよう奥へと進んでいきます。驚いたムシは暴れまわるので、鼓膜を傷つけるおそれがあるということです。そのため、自分で取り出そうとしないことが重要です。こちらは耳に侵入してきたゴキブリです【画像③】。
耳の中から出てきたムシ、「ゴミムシダマシ科」の昆虫【画像④】と見られています。
こちらは、耳に中に侵入した「ガ(蛾)」です【画像⑤】。夜中に、時々耳の中でバサバサ音がしたそうです。
こちらは、耳の中から取り出された「ゴキブリ」です【画像⑥】。ゴキブリは前にしか進めないので鼓膜で行き止まりとなり、鼓膜周囲で暴れて、激しい痛みと雑音に襲われるということです。
耳の中にムシが侵入したら、「耳鼻咽喉科」を受診することが重要です。
