チームの守護神として奮闘した飯倉が、試合後に想いを語った。(C)SOCCER DIGEST

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 横浜F・マリノスは6月25日、J1第15節でFC東京とのホームゲームに臨んだ。序盤から劣勢になり、51分に先制されると、68分と85分にも被弾。0−3で敗れ、リーグ3連敗となった。

 最下位のまま、19位との勝点5差を縮められず。悔しい一戦の後、GK飯倉大樹は「相手がマンツーマン気味に来る時に、俺たちは、それに対しての準備が全くできていなかった」と振り返る。

「自分たちのサッカーは何か。ショートパスをつなぎたい、ボールを保持しながら攻撃したいならば、自分も含めて、相手よりも早く準備しなきゃいけなかった。だけど受けて判断して、ミスして。どんどん消極的になっていったのが、全てだと思う。

やり方よりも、俺たちがビビッたんだよ。こういう順位にいるし、勝てていないからこそ、みんなが『自分がミスしたくない』とか『失点に絡みたくない』とか。少しでもそういう気持ちがあったら、そうなってしまう。それは他の選手じゃなくて全員、俺も含めて」
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 チーム内の意思統一にも、課題があったという。 

「とにかくバラバラだった。攻撃陣はつないでほしいけど、守備陣はボールを取った瞬間にロングボールじゃないの、とか。その準備が遅かった。相手は前から取りに来るためのハードワークをしていた。彼らよりハードワークできなかったから、こうなった。それは揺るがない事実。それを俺たちは受け入れるし、受け入れなきゃいけない。ああだこうだ、言われる義務はある」

 サッカーの難しさを「勝っていない状況で、何が正しいかは見つからない。勝てば、正しくなっちゃう」と表現し、「大事なのは、ベースだと思う。ベースがしっかりしなかったら、勝っても負けても、何が悪かったのか、何が良かったのかさえも分からない。個人に依存しちゃう」と訴える。

 そして「お金があれば凄い選手を取れるけど、そういうことができる状況じゃない。だから、みんなで手を取り合ってやらなきゃいけない」と結んだ。

 39歳GKの危機意識は、チームを好転に導けるか。横浜FMは次戦、28日に湘南ベルマーレと敵地で相まみえる。

取材・文●野口一郎(サッカーダイジェストWeb編集部)