NY株式18日(NY時間16:20)(日本時間05:20)
ダウ平均   42171.66(-44.14 -0.10%)
S&P500    5980.87(-1.85 -0.03%)
ナスダック   19546.27(+25.18 +0.13%)
CME日経平均先物 38805(大証終比:-45 -0.12%)

 きょうのNY株式市場でダウ平均は小幅安。前半は上昇していたものの、午後のFOMCとパウエル議長の会見を受けて伸び悩んだ。FRBは大方の予想通りに政策金利を据え置いたが、注目されていた委員の金利見通し(ドット・プロット)の中央値は、予想外に年内2回の利下げ予想を維持していた。市場は1回に変更されると見ていた。ただ、委員の見方は二分しており、一部からは、FOMCは利下げを急ぐ必要性を感じていないのではとの見方も出ていた。

 また、その後のパウエル議長の会見では、関税のインフレへの影響が強調され、議長は「関税がインフレに及ぼす影響は根強い可能性がある」との認識を示し、株式市場は伸び悩んだ。

 前半の上昇については、トランプ大統領が、イラン側が接触してきたことを明らかにし、「ホワイトハウスへの訪問を提案してきた」と述べたことでポジティブに反応していた。米軍の参戦という最悪の状況が回避できるのではとの期待が広がっていた模様。しかし、大統領はイランとの対話に消極的な姿勢も示していた。

 ただ、米株式市場は全体的に方向感を無くしている。一部からは「このところの米株式市場は上値が重くなっているように感じられるが、それは中東情勢が緊迫化する以前からで、米株のバリュエーションが非常に割高になっており、柔軟性があまりなくなってきている」とのコメントも出ていた。

 関税や財政の不確実性、債務上限問題なども不安材料として挙げ、「これらの不確実性をすべて吸収できる余地は、現在の市場価格にはあまり織り込まれていない」とも指摘している。

 米鉄鋼最大手のニューコア<NUE>が上昇。取引開始前に4-6月期(第2四半期)の1株利益の見通しを公表し、2.55-2.65ドルと予想(2.30ドル)を上回る見通しを示した。

 ステーブルコインのサークル・インターネット<CRCL>が大幅高。米上院が前日の夜にステーブルコインを規制する法案を可決したことが好感されている。法案は下院に送付。

 マーベル・テクノロジー<MRVL>が上昇。同社はAIに特化したイベントを開催し、高評価が伝わっている。同社は、2028年までのデータセンター関連の総アドレス可能市場(TAM)を従来の750億ドルから940億ドルへ引き上げた。

 バイオ医薬品のバイオメア・フュージョン<BMEA>が急落。増資計画を発表した。普通株1株とそれに付随するワラントを1単位あたり2.00ドルで1945万単位発行する。

 暗号通貨のマイニングを手掛けるシンガポールのビットディア・テクノロジーズ<BTDR>が下落。転換社債(シニア・ノート)を発行すると発表。

 パイプラインのプレーンズ・オール・アメリカン・パイプライン<PAA>が上昇。カナダの天然ガス液(NGL)事業および一部の米国資産を、カナダのキーエラ社へ総額51.5億カナダドルで売却すると発表した。

 本日は銀行株が堅調に推移。前日引け後に米当局が米国債取引を巡る大手銀の資本規制の緩和を計画との報道を好感していたようだ。

ニューコア<NUE> 126.18(+3.98 +3.26%)
サークル<CRCL> 199.59(+50.44 +33.82%)