NY株式1日(NY時間11:00)(日本時間00:00)
ダウ平均   42230.25(+466.79 +1.12%)
ナスダック   18323.42(+228.27 +1.26%)
CME日経平均先物 38570(大証終比:+450 +1.17%)

 きょうのNY株式市場でダウ平均は4日ぶりに大幅反発。取引開始前に発表になった10月の米雇用統計で非農業部門雇用者数(NFP)が1.2万人増と予想を大きく下回った。ただ、米株式市場ではネガティブな反応はなく、買い先行で始まっている。

 発表元の米労働統計局はハリケーンの影響が出た可能性が高いと指摘しているほか、ボーイング<BA>のストも影響したと見られる。市場でも今回のNFPはそれらによるノイズが出ると事前に予想されており、基調を判断するうえでは参考にならないのではとの見方も出ていた。

 それでも今回のNFPは、それらの影響に前回の強い内容の反動も加わった可能性も否定できないほどの弱さではあったが、失業率は4.1%、平均時給の伸びも前年比4.0%と、米労働市場の底堅さは示されている。

 ただ、市場では来週のFOMCでの0.25%ポイントの通常利下げを否定するものではないとの見方が圧倒的で、短期金融市場でも0.25%での利下げの見方に変化はない。

 今週は忙しい週となっており、前日までのダウ平均は先週末から350ドル程度下落したが、本日はその下げを一気に取り戻す展開が見られている。

 今週はマグニフィセント7のうち5社が決算を発表したが、全体的にまちまちの内容となっていた。前日引け後にアマゾン<AMZN>とアップル<AAPL>が決算を発表していたが、アマゾンはホリデーシーズンへの期待を示唆する内容となったことから、株価はポジティブな反応を示している。一方、アップルは中国市場やサービス部門の苦戦が伝わり、軟調な反応を見せている状況。

 今週はまた、来週の米大統領選やFOMCとった重要イベントを控える中、月末だったこともあり、それらに向けた調整も活発に出ていたようだ。

 「今週は米雇用統計、マグニフィセント7銘柄を含む大手IT・ハイテク企業の決算、利回り上昇、そして来週の米米大統領選とFOMC、これらすべてが市場の動揺を助長した。VIX先物のカーブは目先の株価乱高下の可能性を示唆している」とのコメントも聞かれた。

 アマゾン<AMZN>が上昇。前日引け後に7-9月期決算(第3四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。営業利益も予想を上回っている。稼ぎ頭のクラウドのアマゾン・ウェブ・サービシズ(AWS)の売上高は予想範囲内だったものの19%増加した。第4四半期のガイダンスも公表し、予想を上回る営業利益の見通しを示し、好調なホリデーシーズンを見込んでいる。

 アップル<AAPL>が下落。前日引け後に7-9月期決算(第4四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。アイフォーンの販売が好調だった。ただ、株価は冴えない反応。中国での売上高が予想を下回ったことが嫌気されている。サービス部門の売上高が予想を下回ったことも重石。また、同社はその後の決算説明会で、ホリデーシーズンの第1四半期の売上高見通しについて1桁台前半から半ばの伸びを見込みんでいたが、それについても物足りなかったようだ。

 インテル<INTC>が上昇。前日引け後に7-9月期決算(第3四半期)を発表し、1株損益の赤字は予想以上となったものの、売上高は予想を上回った。また、第4四半期のガイダンスも公表し、予想を上回る売上高の見通しを示したほか、1株損益も黒字回復を見込み、予想も上回った。これを受けて市場には、失った市場シェアを一部回復できるのではないかとの楽観的見方が広がっている。