パリ五輪出場のためにも――湘南MF田中聡が昨季の反省を活かしてチームの顔に「Jで一番目立てば、本大会に呼ばれる可能性も高い」
この“センター起用”はクラブの新たな顔としての期待の表われだろう。実際、プロ4年目を迎える下部組織出身のMFの活躍を切望するファン・サポーターも多いはずだ。
周囲からの注目度について田中は「そこまで期待されても困る(笑)。周りの評価はあまり気にせず、自分らしいプレーを出せればチームに貢献できると信じて頑張りたい」と口にしたが、同時に「目立たなければいけない」理由があるとも明かした。
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「予選は4月に始まります。直近のメンバーから外れている自分が4月に選ばれるかというと、難しいかもしれない。ただ、Jで一番目立てば、7月の本大会に呼ばれる可能性が上がると思うので、コンディションを整えて、湘南で結果を残したいです」
昨年10月には平河悠(FC町田ゼルビア)の負傷により、追加招集。ただ同11月の活動では、本人が言うように選外だった。
ボランチのライバルである山本理仁や藤田譲瑠チマ(いずれもシント=トロイデン)、福井太智(バイエルン)らとの競争を制すため、昨季に足りなかったもの、そして今後必要なものは何か。背番号5は次のように考える。
「昨季、チームとして残留こそできましたが、個人的には納得するプレーができなかった。もっと個で違いを見せなければいけません。守備は誰にも負けない自信があるので、攻撃面が課題です。ビルドアップの安定感を意識しつつ、縦パスを増やしたい。チャンスメイクも少ないので、より重視したい部分ですね」
攻守両面でより存在感を発揮できるMFに――。今年に迫ったパリ五輪出場と、海外への再挑戦を視野に、田中は成長を続ける。
取材・文●岩澤凪冴(サッカーダイジェスト編集部)
