えっ…なんで？カーナビからの「謎の効果音」なんの音？ 1234kmのキリ番で画面に表示されるワケとは

2023年9月8日 20時10分

懐かしい思い出に浸れる、記念距離メモリーとは

　目的地までの経路を地図や音声で案内してくれる便利な装備がカーナビです。
　
　現在では数多くのクルマに純正装備がされていますが、ホンダの一部車両にはおもしろい機能のカーナビが存在します。　

　遠出のドライブや初めての目的地で役に立つのがカーナビで、もはやクルマを使う人にはなくてはならないほどの便利な装備です。

　そのなかでも、ホンダが展開する純正カーオーディオブランドの「Gathers（ギャザズ）」の一部カーナビには「記念距離メモリー」というユニークな機能が存在します。

　記念距離メモリーとは、1234kmなどの連番や1111kmなどのゾロ目、または1000kmのなどのキリのいい距離を走行した場所や日時を自動的に通知音と共に記録する機能です。

　また、ナビ連動タイプのドライブレコーダーを接続している場合は、静止画ですが映像まで記録してくれます。

　ナビゲーション機能ということに関していえば必要のない機能ですが、家族や友人、恋人などと一緒に過ごした人と懐かしい思い出に浸りつつ盛り上がる機能といえます。

　面白い機能ではありますが、1000km、1111km、1234kmと立て続けに通知音が鳴ると、正直煩わしい人もいるかもしれません。

　もちろん設定を解除することも可能で、ナビゲーションの設定画面で簡単に行なえます。

　設定画面の「記念距離メモリー」下部に「設定」項目があるので「しない」を選択すれば、今後記録及び通知されることはなく、過去の記念距離メモリーも削除可能です。

　記念距離メモリーに関して、ホンダのナビやオーディオ製造をおこなうホンダアクセスの担当者は次のように話します。

「記念距離メモリーは、ドライバーの方々にドライブを楽しんでいただくための機能です。

　普段何気なく走行している場所が思い出に残る場所であれば、日常的な運転もより楽しめる物になると考えます。

　ただし安全運転が最優先ですので、ドライバーにとって記念距離メモリーの通知が邪魔だと感じ、運転をに支障が出る場合は設定で解除するのが良いでしょう」

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　ほかにも、カーナビにはナビゲーション本来の機能には欠かせない便利な通知機能がありますがどんなものがあるのでしょうか。

　カーナビのルートにはいくつもの選択肢があり、有料道路使用の有無や最短距離、最短時間で移動するなど豊富にあります。

　そのなかでもVICSという光ビーコン、電波ビーコン、FM多重放送を受信することで、渋滞や交通規制の情報を確認しながらルートを迂回する方法があります。

　渋滞情報は赤色、混雑はオレンジ色で画面に示されていて、線の長さで渋滞している区間がリアルタイムで確認できるので、いざというときには役に立ちます。

　またカーナビには、都道府県の境を超えた時に、音声と画面表示で通知する「県境案内」の機能もあります。

　とくに必要な機能というわけではないですが、遠出のドライブの際では達成感を味わうことができます。

　ただし、対象は都道府県だけで市町村境をアナウンスしてくれる機能はありません。

　もちろん、県境案内の解除も設定画面から簡単に行え、「県境案内」の項目を「しない」に選択するだけで可能です。

　ほかにも発進加速の巡航速度の平均データを元に、どれだけエコドライブできているかの評価レベルが確認できることで、燃費改善につながる機能もあります。

　また、ロングドライブなどで2時間以上続けて運転した場合に休憩を促す、「セーフティインフォメーション」など安全なドライブを支援する機能もあります。

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　最近では、スマホのナビが普及したこともあり押され気味のカーナビですが、さまざまな付加価値をつけて進化が止まりません。

　ホンダ車で「記念距離メモリー」のようなナビ独自の機能を使うことで、普段何気なく走行している道が思い出の場所になるかもしれません。