唐鳳氏、仏議会公聴会にリモートで出席「台湾の状況は欧州と無関係ではない」(駐仏代表処提供)

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(台北中央社)唐鳳(オードリー・タン)数位発展部長(デジタル発展相)は12日、フランス国民議会(下院)の「外国からの干渉に関する調査委員会」の公聴会にオンライン形式で出席し、域外からのサイバー攻撃に対抗した台湾の経験を紹介した。「台湾が直面している状況は決して単一の事件ではなく、欧州とも無関係では全くない」と述べ、台湾と共にデジタル強靭性を追求し、民主主義の粘り強い精神を全世界に伝えていけるよう呼び掛けた。

公聴会は台湾時間夜8時から1時間余りにわたり開かれた。タン氏はまず10分間の説明を行った後、議員からの質問に答えた。

唐氏は、台湾は権威主義拡張体制に立ち向かう民主主義陣営の最前線に位置し、情報セキュリティーにおいて世界でも指折りの激しい攻防が繰り広げられている場所だと言及。政府へのサイバー攻撃は昨年には前年の2倍ほどとなり、昨年8月にペロシ米下院議長(当時)が訪台した際には域外からのサイバー攻撃は通常の23倍にまで膨れ上がったと紹介した。

ロシアによるウクライナ侵攻を例に挙げ、サイバー戦争の重要性が日増しに高まっていると指摘した上で、フランスも欧州と民主主義陣営の重要な国家だとし、フランスが示す態度は「全世界にとって重要なシグナルになると信じている」と述べた。

(蘇思云/編集:名切千絵)