性的動画の無断撮影犯罪化へ 刑法改正案が成立 台湾=写真はイメージ、Pixabayから

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(台北中央社)性犯罪を取り締まるための刑法改正案が立法院院会(国会本会議)で7日、可決、成立した。新たに性的な動画の定義が加えられた他、性的プライバシーの侵害と偽の性的動画作成が犯罪として罰せられる。

今回の改正では、性的な動画の定義として、性行為や性器、客観的に見て性欲や羞恥感情を引き起こす体の一部を映した映像やデータとすることを条文に加えた。

同意を得ずに性的な動画を撮影した場合は最長3年、拡散した場合は6カ月以上5年以下の懲役となる。

また暴力や脅迫、強要もしくはその他本人の意向に反する方法で性的な動画や写真を撮影した場合は最長5年、拡散した場合は1年以上7年以下の懲役となる。いずれも販売目的の拡散はさらに刑が重くなる。

同意なく性的な動画を複製や拡散、放送、交付、公然陳列もしくはその他の方法で他人が見られるようにした場合も5年以下の懲役の他、50万台湾元(約220万円)以下の罰金を併科できる。

人工知能(AI)を使った「ディープフェイク」を悪用した偽の性的な動画作成については、他人に損害を負わせたとされた場合、5年以下の懲役または禁錮や50万元以下の罰金などが科される他、販売した場合は7年以下の懲役の他、70万元(約300万円)以下の罰金が併科できる。

(王揚宇/編集:齊藤啓介)