台東県、全先住民集落にWi-Fiホットスポット整備 生活の質改善図る/台湾
台東県、全先住民集落にWi-Fiホットスポット整備 生活の質改善図る/台湾
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(台東中央社)東部・台東県は20日、県内にある全183の先住民(原住民)集落に、携帯電話などを通じてインターネットに接続できるWi-Fiホットスポット「i-トライブ」(愛部落)を整備したと発表した。関連の記者会見で饒慶鈴(じょうけいりん)県長は、通信や医療的ケア、観光PR、産業発展などの面で地域間格差を縮小する役割を果たしてほしいと期待を寄せた。
饒氏は同県の原住民人口は県全体の3割以上としながらも、多くが山地に分散して暮らし、ネットワークインフラの建設が難しく、自然災害や緊急時には外部との通信が途絶えることがほとんどだったと指摘。ホットスポットの整備は2015年から続けてきたと話した。
県政府原住民族行政処は、パスワードの確認などは不要で、Wi-Fiの電波が届く場所で携帯電話を操作するとインターネットに接続できると説明。生活の利便性と医療の質の大幅な改善ができるとし、高齢者が離れた場所の友人らと無料で通信できる他、一般の企業もSNS(交流サイト)などを通じて農産品やグルメ、旅行などをアピール可能で、経済と観光面で新たなビジネスチャンスをもたらすとした。
県では各集落で積極的に座談会や人材育成などのイベントを実施し、利用方法や活用方法への理解を深めてもらいたいとしている。
(李先鳳/編集:齊藤啓介)
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