提供:Apple Inc./REX/アフロ

 9月1日、ニューヨーク外国為替市場で円相場が急落、1ドル=140円台となった。1998年8月以来、24年ぶりの安値水準。2日の東京市場も円安は止まらず、140円前半で推移している。2022年に入って円は25円も下がっており、急激な円安で、さまざまな方面に影響が出ている。

 そんななか、SNSで目立ったのが、こんな書き込みだ。

《ドル円140円とかiPhone買えねぇじゃねぇか 勘弁してくれ》

《もうすぐiPhoneってところでドル円140円。ひー ぼちぼちバッテリーへたってきたから買い替えも考えてるのに》

《どんどんiPhoneが買い替えしずらくなるなぁ 14はとりあえず なしかな》

「アップルは例年9月のイベントでiPhoneの新モデルを発表しており、毎年注目を集めています。2022年は9月8日(日本時間)にイベントを開催しますが、そこで新型機『iPhone14』シリーズの発表があるのではないかと言われています。

 アップルはこの7月に、円安の影響からiPhoneなどの日本価格を10〜20%上げました。最上位モデル『iPhone13 Pro Max(1TB)』は、なんと4万円も値上がりしたのです。

 そこからさらに円安が進んでおり、新型機種の購入を考えている人たちが『どこまで高くなるのか』と不安に思うのも当然です」(ITジャーナリスト)

 情報通信分野の市場調査をおこなうMM総研は、2022年6月に「日本のiPhone販売価格は世界34の国・地域の中で最安」というプレスリリースを公表している。6月1日時点の為替レートに基づく比較分析だが、iPhone最新モデルについては、こんな分析がある。

《例年通りであれば、今年も9月頃の発売が想定される。円安の影響に加えて部材費・物流費の高騰に伴う価格上昇要因が存在する。そのためiPhone 13シリーズと比較すると最大2割の値上げも懸念される》

 iPhone13の価格は、アップルストアで購入する場合、

128GB=11万7800円
256GB=13万2800円
512GB=16万2800円

 これを2割値上げすると、

128GB=14万1360円
256GB=15万9360円
512GB=19万5360円

 となる。

 512GBモデルは、2021年9月時点で13万4800円だった。もしiPhone14が発表され、13シリーズより2割値上げで19万5360円になると仮定すれば、1年間で約45%、6万560円の値上げということになる。

「日本におけるiPhoneのシェア率は、世界的にみるとかなり高いのですが、今後Andoroidへの乗り換えが進む可能性もあります」(同)

 庶民にとっては、もはや高嶺の花か--。