戦力保存訓練を行う空軍第一聯隊IDF戦闘機(軍聞社提供)

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(台北中央社)中国軍の台湾侵攻を想定した定例演習「漢光38号」の実動演習が25日始まった。初日は、攻撃による損害を避けるのを目的に戦闘機を西部から東部に移動させる「戦力保存」を早朝から行った他、駐屯地を攻撃から守るため、海軍の各艦船が緊急出港する訓練を実施した。

漢光演習は国軍が行う1年で最大規模かつ最重要な演習で、年々訓練の強度を高め、練度の向上を図っている。実動と図上の2つの演習に分かれ、いずれも5日間にわたって実施。図上演習は5月中旬に行われた。

2日目の26日には、東部沖で海上・航空戦力による迎撃訓練を展開し、20を超える艦船や戦闘機が動員される。蔡英文(さいえいぶん)総統が海上演習を閲兵し、キッド級ミサイル駆逐艦に乗艦する。

3日目と4日目には、陸海空の統合運用での国土防衛や反上陸作戦を行い、最終日の29日には補給訓練などが予定されている。

中国は近年、台湾周辺での軍事活動を活発化させている。24日にも中国の軍用機4機が台湾南西の防空識別圏に進入した。

(游凱翔/編集:荘麗玲)