赤ちゃん連れの帰省は、どこまで気を使うべきなのか。ガールズちゃんねるに11月上旬、5か月の子どもを育てているという母親から、「赤ちゃん連れの新幹線乗車について」と相談するトピックが立った。

「コロナが落ち着いている今のうちに、主人の実家に産後初めて帰省する」ことになったというトピ主。距離は新幹線で2時間、車だと休憩なしで5時間かかるそう。子どもの負担を考えて「新幹線」を選び、多目的室の近くの席を取ったという。ただ、完全母乳のせいか「哺乳瓶拒否、おしゃぶり拒否で、疲れるまで泣くことも多い」とのこと。もちろん泣いたらデッキに出てあやすなどするというが、

「ギャン泣きしたらどうしようと不安です」
「周りに迷惑をかけてしまうな、とか、うるさいって怒鳴られたらどうしようと不安で」

と帰省することを悩んでおり、経験者にアドバイスを求めた。(文:篠原みつき)

「言わないし仕方ないけど泣かれるといい気はしない」

トピック内の意見は、賛否両論が出ている。「迷惑だからやめて」と直接コメントする人は多くはないが、

「(文句)言わないし仕方ないけど泣かれるといい気はしない」
「キレる人は何してもキレるから大変だよね」
「私は精神的なこと考えたら車で5時間の方が全然ラクだな……」

というネガティブな声が賛同を集めていた。中には「(社会が)ピリピリしてる雰囲気があるから、私なら怖くて赤ちゃんを連れて電車移動できない」という切実な声も。

新幹線移動は「周囲が迷惑」というより、「親がかなり気を使う」もののようだ。子持ちの筆者も乳児と一緒の帰省は車で、休憩を取りつつ6時間ほどかけて移動していた。子どもと新幹線に乗ったのは、子が小学生になってからだ。

「他人の目を気にしすぎて後悔しないようにね」という励ましも

一方でトピックには、「気にしないでいいよ」と新幹線に乗ることを応援する人も少なくない。

「迷惑かけないよう必死になってる親を冷たい目で見る人なんて実際はいないと思う」
「泣いたらすぐデッキに行ってくれればなんとも思わない」

といったコメントが多かった。ただ、これらの声には大抵、「子どもが泣いたり騒いでるのに放置とかあやそうともしない人はどうかと思うけどね」という但し書きがついている。つまり、「子どもが泣くのは仕方ないが、それを親が放置するのはダメでしょ」という意見だ。公共の乗り物を利用する場合、どんなときでも一定の気遣いや配慮が必要ということだろう。

赤ちゃん連れ経験者のアドバイスにも

「とにかく昼寝の時間にあわせて新幹線予約してたよ」
「わざと離乳食タイムにして時間稼いだりしてたよ」
「私は子どもの生活時間よりも新幹線が空いてる時間帯の方を優先してた」

などがあり、親の工夫やご苦労が偲ばれる。また「本当にどうしようもなくなって、途中下車して30分待ったこともある。自由席切符だから出来ることだね」という人も。ただ、こうした声は「なんとかなるよ」という励ましでもある。

トピ主は、批判が多い印象のため「車にするか、帰省をやめる」ことを相談するとも返信していた。だがこれには2年以上孫(乳児)に会わせていないうちに母親が亡くなったという人が

「誰一人として迷惑をかけずに生きていくのは無理だから、他人の目を気にしすぎて後悔しないようにね」

とコメントしており、筆者も同感だ。子連れに限らず皆それぞれの事情はあるが、子育てに励む人たちを優しい気持ちで見守る世の中であってほしい。