香港海関局が密輸業者の漁船から大量の密輸品を押収したと発表しました。押収された密輸品には、300枚ものNVIDIA製グラフィックボードが含まれていたと報じられています。

Hong Kong Customs Busts GPU Smugglers, Seizes 300 Nvidia CMP 30HX GPUs | Tom's Hardware

https://www.tomshardware.com/news/gpu-smugglers-300-nvidia-cmp-30hx-gpus

報じたのは地元メディアであるTVB NEWSで、密輸品の押収については以下のムービーの29分50秒辺りで触れられています。

無綫7:30一小時新聞|2021年4月3日|政府指資審會審查資格難用時間劃分|本港疳製ヽ凌 |台鐵出軌蔡英文總統慰問傷者及死者家屬 - YouTube

TVB NEWSによれば、午前2時ごろに香港国際空港近くをパトロールしていた海上警察が、漁船からモーターボートに荷物を積み込む密輸業者を発見。接近すると、業者はモーターボートに飛び乗って逃走しました。

警察はモーターボートを追跡したものの捕まえることはできなかったとのこと。その後、引き返した警察が放置された漁船の積荷を確認したところ、大量のフカヒレやスマートフォン、グラフィックボードが見つかりました。警察によれば、押収されたハイテク製品の総額は200万香港ドル(約2800万円)にのぼるそうです。

グラフィックボードの種類については報じられていませんが、TVB NEWSで公開された映像から、押収されたグラフィックボードはNVIDIAの暗号資産マイニング用GPU「CMP30HX」を搭載したモデルとみられます。CMP30HXはNADIAのマイニング専用GPUの中でも最も低いグレードの製品ですが、海外市場では723ドル(約7万9000円)という価格がついています。

2021年初頭から続く世界的な半導体不足の中、イーサリアムやビットコインなどの価値が急上昇しているため、暗号資産マイニングの需要が急激に高まり、GPUは特に入手困難となっています。今回の摘発は、需要が高騰する裏でGPUが密輸ビジネスの重要な商品として扱われていることを意味します。IT系ニュースサイトのTom's Hardwareは「悲しいことに、GPUを必要とするゲーマーにとって、GPU不足という苦しみがいつ終わるかはわかりません」とコメントしました。