代表専属医師がアザールの状態を心配「負のスパイラルだ」…レアル加入以降の約1年半で9回の負傷離脱

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 レアル・マドリードに所属するベルギー代表FWエデン・アザールの負傷について、ベルギー代表のチームドクターを務めるクリストフ・サス医師が言及した。4日に、ベルギーメディア『Nieuwsblad』が報じている。

 レアルは3日、アザールが検査を受けた結果、左足大腿直筋負傷と診断されたことを発表した。2019年夏にレアルへと加入してから、アザールは度重なる負傷に悩まされている。大きな期待を背負いながら“白い巨人”の一員となった30歳のベルギー代表FWは、加入以降の約1年半ですでに9回も負傷離脱を繰り返している。今シーズンはこれまで公式戦13試合出場、3ゴールにとどまっている。

『Nieuwsblad』は、サス医師のコメントを紹介。ベルギー代表のチームドクターは、アザールの状態を危惧している模様だ。

「我々はケガの詳細な情報を待っている。とても心配しているよ」

「このタイミングでの負傷は、シーズン終了後のEUROにそれほど影響しないだろう。むしろ、良い休養になるとも言える。だが、それは他の選手の場合であり、エデンのケースは異なる。彼は度重なるケガの再発に苦しんでいるし、負傷は慢性化している。最初は足首、その後は筋損傷だ。エデンは負のスパイラルに陥っており、そこから脱するのは簡単ではない」

「フットボーラーである限り、キック、ターン、ジャンプなど、すべての動作をハイスピードで行う必要がある。リハビリ期間中は、より慎重になる必要があるね。エデンには、スピードと継続性が必要。現状が最悪だとまでは言わないが、早急に悪循環から抜け出さないといけない」