ポルトガルの名門ポルトに所属する中島翔哉【写真:(C)CONNECT】

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新シーズン始動日の練習を欠席 ポルトガルメディアも注視「中島不在について取材を試みたが…」

 ポルトガルの名門ポルトは2019-20シーズンに29度目のリーグ優勝を達成し、新シーズンでの連覇達成に向けて24日から始動している。

 そんななかポルトガルの現地メディアは、日本代表MF中島翔哉が初日のトレーニングを欠席したことを受け、「依然としてポルトで行方不明」「日本人の事件は謎のままだ」と取り上げている。

 中島は昨夏、カタール1部アル・ドゥハイルからポルトに移籍。背番号「10」を託され、大きな期待とともに名門の一員となったものの、主力定着には至らなかった。また、新型コロナウイルスの影響によるリーグ中断明けには戦列に戻らず、チームの全体練習にも参加することのないままシーズンを終えている。

 チームの優勝セレモニーにも参加しなかったため、今夏の退団も取り沙汰されていたが、クラブは中島の残留に前向きな姿勢を見せており、現地メディアでは始動日に合流するよう中島に指示していたと伝えられていた。しかし、現地メディアの報道によれば中島は姿を現わすことがなかったようだ。

 ポルトガルメディア「Notícias ao Minuto」は「中島は始動に失敗し、依然としてポルトで行方不明」と見出しを打ち、「失望をもたらした才能」と取り上げている。また、ポルトガル紙「O JOGO」は「中島不在について取材を試みたが、ポルト側は説明することなく、日本人の事件は謎のままだ」と指摘していた。

 同記事では、中島はすでにポルトガル入りしており、首脳陣や指揮官と話し合いの場を設ける予定であると伝えていたが、中島は新シーズンをポルトで過ごすことになるのか、今後の動向に注目が集まりそうだ。(Football ZONE web編集部)